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女の絶望 (光文社文庫 い 48-1)

女の絶望 (光文社文庫 い 48-1)

女の絶望 (光文社文庫 い 48-1)

作家
伊藤比呂美
出版社
光文社
発売日
2011-03-10
ISBN
9784334749293
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ジャンル

女の絶望 (光文社文庫 い 48-1) / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

いつ読んでも、しろみ節はええ。あたしゃ結局さ、この口調に惚れたんだわさ。新聞連載の身の上相談『万事OK』 を下敷きにするも、「大方がフィクション、ありていにいいますと嘘八百」。そりゃそうだ、何せ“かのこ殺し”のしろみサマだぁ、メタファでげすな。「更年期を乗り切るひとつの方法は『ずぼら、がさつ、ぐうたら』じゃないかと思っています、ええ、何十年も前に、育児に関して、あたし自身が提唱したことばですが」って、懐かしい感じ。まぁ、しろみサマの育児書良かった。当時は松田先生のあの本頼りで、その箸休めに愛用(遠い目)。

2020/01/15

メタボン

☆☆☆★ 伊藤比呂美節による身の上相談。というか身の上相談と見せた小説。女の赤裸々な実態が語られて、何だかこちらが恥ずかしくなる。

2024/02/05

空のかなた

これは何回も読み返す事になりそうな一冊。「女の絶望」を新聞紙上での悩み相談というフレームワークの中で、ここまで赤裸々に活字にした事に天晴れとしか、言葉にならない。著者の凄まじい体験があったからこそ、答えにブレがない。

2019/07/16

えりまき

2023(202)伊藤しろみ先生のせきらら人生相談。痛快。「ええ、いっぱいのお運びありがとうございます。」の軽快な語りに引き込まれました。たまらない面白さ。ひろみさんでなく、しろみさん?エッセイ?フィクション?と悩むお話。「この『し』と『ひ』の区別のつかないあたくしども」に笑。育児・介護の秘訣は「がさつ、ずぼら、ぐうたら」。「あたくしにもおりますよ。心の栄養、目の保養。だれかてえますと、はい、岡田准一。」。わかります!

2023/07/16

たま

痩せなきゃいけない、年をとるのが怖いなどの強迫観念にかられるのは、しろみさんの人生の奥義"あたしはあたし"をまだ体得できていないからでしょうか。どうしても他人と比べてしまいますが、しろみさんの力強いお言葉を読むと、年をとるのも悪くないのかもしれないと思うようになりました。しろみさんに寄せられる相談は不倫、性にまつわること、親の介護など、多岐に渡ります。タイトルからして女性向けのような感じがしますが、私は是非とも男性に読んで頂きたいと思いました。女心を知るのに、どんなモテ本よりも参考になるかもしれません。

2012/09/30

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