二重死肉 (光文社文庫 も 2-75 森村誠一ベストセレクション)
二重死肉 (光文社文庫 も 2-75 森村誠一ベストセレクション) / 感想・レビュー
masa
事件を防ぐのは優しさだけど、事件を解き明かすのは自己満足な傲慢にすぎないわ。真実フェチのあなたはフィクションではインポテンツになってしまって、丁寧にフェイクで塗り固められたそれを掘り起こす。正義の名の下で、派手に荒々しく過激でイリーガルに。ねえ、誰のため?誰も幸せになっていないわ。ときには涙さえも、まるであなたのフィニッシュのネタみたい。ねえ、無実の犠牲者もティッシュに丸めて捨てるつもり?怪獣を倒すために街を破壊し、モブを踏みつけることを厭わないウルトラマン。それがあなたよ。あたしはモブなの。忘れないで。
2020/10/04
mr.lupin
以前から名前だけは知っていた森村誠一さんの著書初読み。七編からなる短編集だったが本にも謳ってあるように「ベストセレクション」と言う通り、どの作品も十分に楽しむ事ができた。作品的には今から四十年以上前の作品もあったが色褪せることもなく、また特に違和感を感じる事もなく十分に現代でも通用するような内容だった。そう思わせるところが森村さんの筆力なんだろうか。また他の作品も是非読んでみたいと思う。 ☆☆☆☆☆
2021/09/29
うさこ
短編集なのであっという間に読み終えた感じでした。 森村氏の作品は必ずといっていいほど男女間の問題が出てきます。 今の”草食系男子”ならばこういう事件が起こらないんでしょうか。
2012/11/17
すぎともちゃん
短編集。どの作品にも殺しが絡んでくる。それにしてもこの題名、よく考えつくなと思う。
2013/09/21
無添
昔の短編7
2013/05/25
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