素行調査官 (光文社文庫 さ 21-8)
素行調査官 (光文社文庫 さ 21-8) / 感想・レビュー
やま
素行調査官1作目 2012.12発行。大活字本。 「警察のなかの警察」と言われる、警視庁警務部人事一課監察係の本郷岳志巡査部長の活躍を描いたものです。 同窓会で優秀な私立探偵であるが失業状態の本郷に、キャリアの首席監察官・入江透警視正から警視庁へ転職を進める。入った監察係は、警察の恥部を隠す褌のような物かと、自嘲をもらしかけるものであった。 テンポが速く、読んでいて面白いです。警察の監察係という組織の本を読むのは初めてです。 🌿続く→
2020/11/18
七色一味
読破。いつだったか、オフ会で頂いた物語です。長期積読状態だったんですが、『駐在刑事』が面白かったので一念発起(笑)☆しかし頁数に準じて物語が広がって、広がったはいいんだけどその分密度が薄くなっていく感じがして、読んでてちょっと疲れてしまった。終わりも、なんか玉虫色な感じですっきりせず。キャラもなんとなくピントが合ってない感じがしました。
2017/03/04
papako
元探偵の警察監察官とキャリアの同級生、年上の監察官がチームを組んで不祥事を調査する。公安の刑事の不倫問題から蛇頭の頭と警備局長の不祥事という大きな悪事が暴かれる。監察官だからって民間人使いすぎでしょう。細かいところは気にせず読めば、面白かった。この作家さんは年の差のある一見合わなさそうなバディってのが好きなのね。チームというもにを書きたいんだろうなぁと。絶対続き読みたい!とは思いませんでした。
2015/07/06
hanchyan@だから お早うの朝はくる
著者お初。暗部暴く系警察小説とリアル系探偵の人捜し譚のハイブリッドで、前者を通奏低音として後者がエモーションを奏でる、て感じ。「正義感溢れるキャリア・意気に感じてながら不器用なベテラン・スキルに長けた実行部隊員」が揃えば無敵なはず(笑)だが、その目的が「穏便に済ますこと」てのがなんとも良く、やってることが地味~でショボいのが実に味わい深い。読了してみるとリアル系警察小説としては突っ込みドコロ満載ながら(笑)“リアル”にのっかったサスペンスが読み進めるほど“道がついて”いく感じで悪くない。とても面白かった。
2016/08/20
ロッシーニ@めざせ正社員
不倫調査が殺人事件やら蛇頭やらが絡んできてなんともややこしいことになってますね。しかし、顛末がちょっとスッキリしないですね。でも、読後感は悪くないです。次は「白日夢」を読みます!
2014/12/10
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