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八十日間世界一周 (上) (光文社古典新訳文庫 Aウ 2-1)

八十日間世界一周 (上) (光文社古典新訳文庫 Aウ 2-1)

八十日間世界一周 (上) (光文社古典新訳文庫 Aウ 2-1)

作家
ジュール・ヴェルヌ
Jules Verne
高野優
出版社
光文社
発売日
2009-05-20
ISBN
9784334751821
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八十日間世界一周 (上) (光文社古典新訳文庫 Aウ 2-1) / 感想・レビュー

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まふ

少年時代以来何度か読んだはずだが、忘れてしまっていたので新鮮。1872年(明治5年)10月から12月にかけて80日間で世界一周を果たすという賭けを1人対5人で実行する。上巻はフォッグ氏が従者パスパルトゥーと共にロンドンから大陸に渡りフランス、イタリアを経てスエズ、紅海からインドへ行き、生贄にされそうだった藩王の美人妻アウダを救い、香港から上海まで進むまで。ほぼ150年前の交通手段でいかにも楽しく旅行している。フィックス刑事がいい味を出している。「意訳」本位の訳文なので読みやすく下巻が楽しみである。

2023/04/25

優希

面白かったです。賭けから始まる80日間での世界一周旅行。とはいえ、何処か夢のようにも感じました。紆余曲折はありますが、こんな旅がしてみたいと思わずにはいられません。時代背景や国柄は全く異なるのに、引き込まれる世界。次から次へと起こる難解な出来事。ハラハラドキドキしながら、旅の楽しさを味わえます。まだまだ続く旅。下巻では何処へ行くのでしょう。

2016/11/21

藤月はな(灯れ松明の火)

「男に二言はない」というが、80日間で世界を一周できなければ、財産没収!?ジーヴスシリーズといい、英国の貴族ってのはどうしてこう、莫迦な賭けをしちゃうんだろうね〜!!その賭けに挑むのは謎めいた冷静沈着紳士フォッグ氏。彼は元曲芸師の可愛い美青年、パスパルトゥー君を引き連れて急ピッチで世界一周をする。目的地について時間が出来ても宿屋に籠るフォッグ氏に「周囲散策しなよ〜!!」と思いつつもちゃっかり、殉死されそうになるアウダ夫人を助けたり、象に乗ったり、妄想狂の刑事に知らずに追われたりと波乱万丈な旅路である。

2017/03/12

扉のこちら側

初読。2015年1200冊め。【94-1/G1000】タイトルだけは知っていた作品。80日間で世界一周ができるか否かを賭けた英国紳士と召使の旅。物語の展開と、フォッグ氏の何事にも動じないキャラクターがおもしろい。そして旅の賭けだけではなく、銀行強盗として疑われているという二重の設定の妙。下巻が楽しみ。【第7回G1000チャレンジ】【第52回海外作品読書会】

2015/12/11

月讀命

サッカーのワールドカップが開催されると『弾丸ツアー』なるものがあり、ー泊四日等計算が合わないような旅が存在し、ヨーロッパだろうが南アフリカだろうが飛行機で飛んで行ける時代だ。(必ずしもそれが好ましいとは思わないが・・・)ヴェルヌがこの物語を書いた150年前の世界において、フォッグ氏とパスパルトゥーの行った80日間世界一周は、『弾丸ツアー』のはしりのように思えた。可能か不可能かを賭ける行為は、サッカーでどこが勝つかオッズをつけるのにも似ている。まだ地球が広かった頃の世界一周の旅は、ハラハラ、ドキドキである。

2013/11/07

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