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魔術師のおい ナルニア国物語 1 (古典新訳文庫)

魔術師のおい ナルニア国物語 1 (古典新訳文庫)

魔術師のおい ナルニア国物語 1 (古典新訳文庫)

作家
C・S・ルイス
土屋京子
出版社
光文社
発売日
2016-09-08
ISBN
9784334753405
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魔術師のおい ナルニア国物語 1 (古典新訳文庫) / 感想・レビュー

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扉のこちら側

2016年955冊め。【226-1/G1000】岩波少年文庫の旧訳版は原書の出版順に「ライオンと魔女」を1巻としているが、欧米では著者の意向により作中の時系列でこの「魔術師のおい」を1巻にしていて、今回日本でも新訳化にあたってそちらに倣った形となっている。この巻での見どころはやはりアスランの歌、ナルニア創生のシーンかな。

2016/11/03

Die-Go

「ナルニア国物語」の始まりを告げる本作。発表順では後の方だが。買ってからなかなか手がつけられず、何年も寝かせてしまった。旧訳と比べて若干の軽さは否めないし、挿し絵が残念な感じ。何せ、瀬田訳、ポーリン・ベインズ画で育ってしまったので。でも買ってしまったからには読まなければ。次は幼心に衝撃を受けた『ライオンと魔女』の新訳『ライオンと魔女と衣装だんす』である。期待していきたい。

2023/01/21

sin

斯くしてナルニア国は誕生し、創世は終末を予感させる。身勝手なおじが子供達を実験動物として扱うその論理は大義名分を振りかざす政治家という人種を彷彿とさせる。そのおいがアダムの息子と呼ばれるのは原罪に対する人間の宿命か?また新しい王国を統べる存在にわざわざ別世界の存在たる人間を据える教義的慢心は作者が信心深く、そしてナイフとフォークの国の人ならでは…であろうか?◆英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊を読破しよう!http://bookmeter.com/c/334878

2018/10/05

マエダ

本書を書いたことで世俗的な成功をおさめ、学者としてのルイスをある意味では挫折させることになってしまう。伝統的なアカデミックの世界では、一般の人々を対象とする書物や講演は、知の最前線を切り開く正当な学問的業績とはみなされなという。そんなことはどうでも良いくらいに本書は面白い。

2019/03/27

ユメ

『ナルニア国物語』は、子どもの頃『ライオンと魔女』を読んだことがあるきりだった。このたび新訳が刊行されると知り、これを機にシリーズを読み通したいと思っている。この世界からナルニアへの初めての冒険が描かれるのがこの『魔術師のおい』だ。魔法の力でディゴリーとポリーが辿り着いたナルニアは、まさに創世の瞬間。ファンタジーの世界でずっと語り継がれてきたナルニアが誕生するのを目の当たりにして、胸が高鳴る。アスランの歌声のなんと美しいことか。厳しさと慈愛をたたえた偉大なるライオン・アスランの雄々しい姿に釘付けになった。

2016/10/24

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