オリエント急行殺人事件 (古典新訳文庫)
オリエント急行殺人事件 (古典新訳文庫) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
高校生だった時、最も仲の良かった友人が熱烈なミステリー・ファンで、アガサ・クリスティーやエラリー・クィーンを読み漁っていた。そんな彼が、これはすごい絶対に犯人がわからない、と言って詳しく解説してくれたのがこれ。ミステリーの最も核心にあたる部分を告げられたものだから、その後もこの作品は読む気がしないままであった。今回、ふと読んでみる気になったのだが、聞かされていたのは犯人に関わるトリックだけであった。この最高のエンディングは知らなかったのである。なんと実にイキな終幕ではないか。これがポワロの、そして⇒
2021/05/29
はるを
🌟🌟🌟🌟☆。言わずと知れた古典サスペンス小説の金字塔、アガサ・クリスティーの代表作。2017年、ケネス・ブラナー版の映画を鑑賞後、読了。実は初読み。映画を観た後なので、脳内映像も浮かべ易く、驚くほど読み易くて楽しんで読めました。さすが古典新訳シリーズの光文社だな、と思いましたが、訳者さんに言わせると「アガサ・クリスティーの文章が上手くどこかで修行をたくさんした事が窺える。」と書いてありました。サスペンスなんだけど、戯曲を読んでいるような気になりました。1934年発表、44歳ですか。凄いですね。
2018/01/09
金吾
◎大好きな作品です。最初を読んだ時はかなり驚きました。今は結末を知っていますが何回読んでも面白いです。
2023/03/28
ごへいもち
満足。解説が高レベル、某クリスティ文庫とは段違い。訳者あとがきも楽しい。しおりの客車見取り図、奇数ページ欄外の注、便利。訳の良し悪しは私にはわかりませんが引っかかるところはなかった、古典新訳文庫の中でも注目の一冊だろうからそれなりの人選なんだろうな。褒めすぎ?2017年公開の映画が楽しみ
2017/05/07
ハスゴン
もちろん、概要は覚えていましたが、おそらくあの事件にインスパイアされているとは思わなかったし、こんな幕切れだったとはまた作品が好きになりました。
2017/09/23
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