KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

伯爵夫人の宝石 (光文社文庫 ス 2-1 英米短編ミステリー名人選集 3)

伯爵夫人の宝石 (光文社文庫 ス 2-1 英米短編ミステリー名人選集 3)

伯爵夫人の宝石 (光文社文庫 ス 2-1 英米短編ミステリー名人選集 3)

作家
ヘンリー スレッサー
Henry Slesar
宮脇孝雄
池 央耿
出版社
光文社
発売日
1999-02-01
ISBN
9784334761073
amazonで購入する

伯爵夫人の宝石 (光文社文庫 ス 2-1 英米短編ミステリー名人選集 3) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

くさてる

短編の名手スレッサーの短編集。さすがの面白さで楽しく読めました。捻った落ちが洒落ていて、皮肉な結末だとしても、後味が良いのが嬉しい。星新一がお手本にしていたというのも頷けます。そんな中でも、せつないラストが忘れられない「濡れ衣の報酬」、まさかまさかそんな落ち!な「遅すぎた手紙」、余韻が残る最後が印象的な「帰郷」などがとくに良かったです。

2015/05/24

きりぱい

「伯爵夫人の宝石」、伯爵夫人は出てこないけれど面白い。生涯で一人の男しか憎んだことがない、そんな男の復讐。ああ、もうだめだよ相手の思う壷だよとヒヤヒヤさせながらイカすオチ。うまいなあ。「世界一親切な男」の親切も怖い。他は「シェルター狂想曲」「帰郷」「遅すぎた手紙」「明日は我が身」「取引」「第二の評決」がいい。仕掛けているのはどっちなのか、まんまとやりおおせたと思ったら皮肉な結末でひっくり返してくるパターン。

2014/05/26

きりん

結末が見えるのも結構ある、けど、骨格も文章もスピード感も申し分ない。後味が悪くなく、軽い。ヒッチコックが好きになるのも分かる。ヒッチコックっぽい、いや失礼、ヒッチコックがスレッサーっぽいのか。

2023/05/27

timeturner

伯爵夫人が出てこない! なあんてことはともかく、中身も選りすぐりだし翻訳陣も文句なしの一冊。どうしてこれを絶版にしておくかなあ。もっと大きな文字(また、それか)で出しなおしてほしい。

2014/06/20

やらい

どこか哀愁の漂うミステリ短編集。世界一親切な男、帰郷は中でも異彩を放つ名作。

2021/01/24

感想・レビューをもっと見る