四つの署名 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
四つの署名 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫) / 感想・レビュー
おか
ホームズの長編2作目。あるうら若き女性が退屈でコカインで暇つぶししているホームズにとびっきりの事件を持ち込んだ。いつもながらのホームズとワトスンの活躍が始まる。4人の署名には驚くような意味が、、、う〜〜ん懐かしい世界!ホームズとワトスンみたいな二人が ここから全世界に広がっているんですよね でも やっぱりこの二人がベストカップルかなぁ(╹◡╹)そういえば ワトスンさん このうら若き女性ともカップルになるんだったかしら、、、笑
2018/04/07
セウテス
【ガーディアン必読1000再読】「緋色の研究」に続く長編第2弾です。ホームズとワトソンの個性を確立した作品だと思う。犬のトービーを使って犯人を追跡するサスペンス感や、犯人が乗る船を追っての海上でのチェイスアクションと、推理ものと言うよりは冒険活劇の要素が多く描かれています。ホームズは案外活動的な探偵であったのだと、再確認する次第です。ワトソンの恋愛がすんなり成就してしまうのは、当時のホームズとワトソンの変な噂を、打ち消す為だったりするのだろうか。少年時に感じたハラハラドキドキは、今読んでも変わりなかった。
2015/11/13
藤月はな(灯れ松明の火)
ロバート・ダウニー・Jr版ホームズを彷彿とさせるアクション活劇有りな宝探しが繰り広げられる今作。ワトソンと彼の妻となるメアリーとの出会いも描かれています。でもワトソンの結婚報告に面白くなさそうなホームズの姿に最近、復刊したパスティーユ小説(匂い系な)、『わが愛しのホームズ』を思い出して赤面しちゃう・・・。
2015/05/25
tengen
ミス・モースタンに6年前から毎年届く極上の真珠。そして今日贈り主から会いたいと手紙が届いた。「あなたは不当な目に会われているのでその穴埋めをしたい」 依頼を受けたホームズはワトソンと彼女と共に手紙の主へ出向いた。貴方の父が手にすべき財産を私の父が独り占めにしたと語るその相手サディアス・ショルトー。 その財産を確認しに屋敷へ向かったがそこにあったのは無残な遺体であった。 ☆彡長編なのに短編の1話と変わらない印象。そういう意味でも短編の方がスラスラ読めて小気味良いかも。
2018/04/08
aika
ワトソンの恋模様を、応援してしまいました。ひとつの事件がイギリスとインドという大陸をまたぎ、点と点が線になるワールドワイドな推理小説だなあと思います。終盤のホームズとワトソンが船で犯人を追い詰めるシーンはスリリングでドキドキしました。前作に続いて、犯人が犯罪に至るまでの半生を自白という形で描く所に、そうとしか生きることのできなかった無念や哀れが一層浮かび上がってきます。人間の醜い部分が克明に描かれながらも、最後はホームズやワトソンのキャラクターで和んでしまいます。ここがホームズシリーズの魅力だと思います。
2016/11/12
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