駆込寺蔭始末 新装版 (光文社文庫 り 2-3 光文社時代小説文庫)
駆込寺蔭始末 新装版 (光文社文庫 り 2-3 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
はつばあば
「捨て童子・松平忠輝」が単行本で出てからずっと隆さんのファンです(^^♪。まだうら若き二十歳の頃、東慶寺が「別れ」の寺だとは知っていたが金閣寺や銀閣寺と同じようにその門をくぐりました。勿論結果は(^^;。大概の隆さん読んでおりましたが落ちこぼれていたようです。不運な女はいつの世もおりますが・・おかねのように逞しく優しく生きていきたいものです。・・ただ八兵衛が麻呂のようにイケメンならもっと・・(^^;。いやいや男は顔じゃない!。人と人を繋ぐ縁は赤い糸が繋いでくれます
2019/02/23
daiyuuki
名高い駆込寺東慶寺の住持は、高辻中納言の姫で、まだうら若い尼君であった。傷つきやすい無垢な心の彼女を警護し醜い争いごとの始末をつけるのは、麿と名乗る若侍。許嫁の尼君のために凶悪な悪人どもにとどめをさす。人身売買を行う海商一家や様々な女性を踏みにじる悪人を成敗していく展開は、仕掛人シリーズのような通快な後味の時代小説です。
2015/03/16
さっちも
ドロドロで昼ドラみたいだけど、人間の真実が随所にある。
2015/12/15
woo
隆さんの読み残し総ざらい中ですが、連作短編って感じですか。基本の水準が高いので無論楽しめますが、やはり長編ほどの充実感は無いかなぁ^^
2018/01/02
ひかつば@呑ん読会堪能中
元公家かつ元朝廷の隠密方棟梁「人間凶器」麿が鎌倉の駈込寺、東慶寺の長である尼僧を守る連作短編4話。守るといっても尼僧が襲われるのではなく、駈込んできた女性のあまりに惨い訴えを聴いた尼僧の痛めた心を、原因となった夫等を始末することで癒すというもの。作者の作品はほとんど読んだつもりだったがこれは知らなかった。さすが隆氏の話は面白い。
2012/10/24
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