立ち向かう者たち (光文社文庫 あ 33-10)
立ち向かう者たち (光文社文庫 あ 33-10) / 感想・レビュー
hanchyan@だから お早うの朝はくる
んで、こちらは2000年代に出た短編集。やー。全ての「立ち向かう者たち」に幸あれかしと心から、て感じ。直前に再読した短編集に比べ、純文学っぽくなってる印象。主な掲載誌が「モーニング」から「アフタヌーン」へ変わった岩明均さんみたいな感じか。わかりづらっ(笑) 「立ち向かう者」偏見や憐れみの視線に曝され続けて生きてきた知的障害者。「作り話」サンタの存在について(笑)愛息に嘘をつきたくない父親と、望みのプレゼントを父親に知られたくない子供。「悪酔い男」中年期ならではの鬱屈から逃れるために独立し、零落する恩人。
2022/04/30
みすまりも
いやぁ短編集だけど、どれもけっこう後味悪い。ひとつひとつの話の主人公が、壊れかけてるというか壊れちゃってるというか…。そんな中で、最後の「ケンシの人」に救われた感じ。
2014/04/22
なっち
初読みの作家さん。7編からなる短編集。面白かったです。『立ち向かう者』のラストは胸にズシンとくるものがありました。疑惑・責任も良かった。今度はこの著者の長編にチャレンジします!
2013/09/02
merry
世間や自分の弱さといった様々なものに立ち向かう者たちの短編集。やるせない気持ちにもなりますが、主人公にがんばれ!と言いたくなったり、自分が励まされたりされる素敵なお話ばかりでした。派手なアクションや展開は無いからこそ、身近に感じられます。
2012/11/05
MIEKKO
派手な謎解きやだるそうなアクション一切なし。淡々と人と市井の事件に向き合ったようなそんな作品集。世の中って厳しいなーとふと思ってしまった。
2012/10/25
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