中途半端な密室 (光文社文庫 ひ 12-6)
中途半端な密室 (光文社文庫 ひ 12-6) / 感想・レビュー
夢追人009
ユーモア本格派の実力作家・東川さんの安楽椅子探偵譚を満喫できる初期傑作集。本書では標準語を話す名探偵と岡山弁を話すワトスン役の掛け合い漫才的なやり取りが愉快で、黒川博行さんの大阪弁語りの作品に匹敵する楽しさでしたね。『中途半端な密室』はマンガみたいな軽いノリの仕掛けにニヤリ。『南の島の殺人』S島とは何処なのか?『竹と死体と』は自然の驚異に感嘆!『十年の密室・十分の消失』は大胆な建物消失トリックの見事さと哀感漂う好編。『有馬記念の冒険』は巧緻なアリバイ・トリックに脱帽!ミステリの技巧に大満足の一冊でしたね。
2018/10/16
ダイ@2019.11.2~一時休止
デビュー前後の短編集。東川さんらしい読みやすさで面白かった。十年の密室がイイ。
2013/08/15
gonta19
2012/2/15 Amazonより届く。 2024/4/9〜4/10 2年ぶりの東川作品は、安楽椅子探偵と密室をテーマとした短編集。 解説によると、表題作は東川さんのデビュー作品らしい。のちの東川作品の特徴がよく現れた作品集であった。
2024/04/10
takaC
予想外に面白かった。ミキオのボケっぷりもなかなかよろしい。
2012/06/08
山犬
東川篤哉さんらしいミステリー小説。中のいい二人が巷でおきた事件をあれこれ推理するのが基本の流れで進みます。どの事件もそんなバカなと思わせてくれる事件でした。
2017/10/15
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