木枯し紋次郎 下 (光文社文庫 さ 3-112 光文社時代小説文庫)
木枯し紋次郎 下 (光文社文庫 さ 3-112 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
ぶんぶん
【図書館】上巻に続いて読む。 今回の特集は「剣戟」シーンをクローズアップしている。 剣戟=長脇差である、一介の渡世人に銘のある刀が持てる筈が無い。 その辺にあるガラクタという事になる。 だから「斬る」というより「刺す」という殺法が生まれた。 しかし、木枯し紋次郎も名刀を持った事がある。「北村直光」と「志津三郎兼氏」の二振りである。 他にもあると思うが物語で言及しているのはこの二振りである。 今回の剣戟シーンは凄い死闘を繰り広げる、まさに修羅の道である。 紋次郎シリーズ全巻追ってみたいと思った。
2021/07/15
ぶんぶん
【図書館】上巻に続いて読む、ルーツ編の後は大殺戮編です。 紋次郎が、10人、20人の渡世人を相手にする迫力いっぱいのストーリーを選りすぐり。 しかも、刀が折れてしまう危機感の作品も。 渡世人の長脇差は「なまくら」と相場が決まっている、しかし、紋次郎は命の懸かったやり取りで長脇差が大事と考えて出来るだけ良いものを選んでいた。 ここで、名刀と出会うシーンがある。 「北村直光」と「志津三郎兼氏」である。 この二振りは名工が鍛えたものです切れ味違う、前後の作品を見ると流石に違う、刀が吸い込まれる様な描写である。
2023/06/11
くさてる
活劇面で優れた作品をセレクトしただけあって、迫力ある場面が多い話が続いて、面白かったです。なんとも圧倒されるような凄惨な現場を潜り抜け、それでもときどき、渡世人の世界から離れる夢を見てしまう紋次郎の描写がせつない。面白かったです。
2020/12/24
ぶんぶん
【図書館】 木枯し紋次郎傑作選・第二弾! 今回は容赦ない凄みの喧嘩殺法が爆発する。 十人、二十人がまとめて紋次郎に襲いかかる。 頼れるものは、己れの腕と腰の長脇差。どうしても巻き込まれてしまう修羅の道の紋次郎に同情を禁じ得ない、木枯し紋次郎 虚無と孤独の人である。
2015/09/23
Ribes triste
読み終わっちゃった。紋次郎はどこへ行く。選集じゃなくて全集出して~と叫びたくなるほど続きが読みたい。
2016/03/25
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