たまゆらの愛 (光文社文庫 ふ 9-10)
たまゆらの愛 (光文社文庫 ふ 9-10) / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
とにかく‘オトナの恋愛’です。いい悪いは別問題(にしてはイケナイのですが)で、会話のひとつひとつ、動作のそれぞれに感情が流れ、セリフに震えます。作者の作品は他も何作か読んでますが、そのボリューム(厚さ)とはうらはらに非常に読みやすく、個人的には自分も男性なので、作者の奥方である小池真理子さんの作品よりは感情移入してしまいます。夫婦そろって似たような世界観の作品が少なくないと思いますが、直木賞夫妻ですから、やっぱりその作品のクオリティには圧倒されます。ちょっと違う自分になってみたいと思う方はオススメです。
2012/04/25
K K
藤田宜永だから、期待していたけれど、うーん、500ページ超にする必要はあったのか。私は希代とはモラル感から何から何まで似ても似つかないから共感できなかったが、節子は好きだった。最後は唐突かな。サスペンスの要素を持ってくるならもっと凝って欲しかった。ただし、名言は続出。”クールな人間に熱く壊れろというのは無い物ねだりですが、女というのは欲張りなところがあるじゃないですか。””芸術と犯罪は紙一重。”
2017/01/03
青山潤子
ひさびさに、読んだ恋愛小説。作者の書く端正な文章が、好きだ。
2012/04/15
imoyiks
◎
2009/10/20
感想・レビューをもっと見る