忘れ簪: つばめや仙次ふしぎ瓦版 (光文社文庫 た 37-2 光文社時代小説文庫)
忘れ簪: つばめや仙次ふしぎ瓦版 (光文社文庫 た 37-2 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
nyanco
薬種問屋の仙次が、何故、極楽とんぼになったのか…過去の謎が明らかになったのはとても良かったです。黒瓦版も非常にモチーフとして面白い、黒童子が非常に魅力的でこれをアイディアに作品が描かれたのだろうな~という部分もファンとしては楽しい。ただ、本筋のミステリーは・・・高橋さん、非常に良い物をお持ちなだけに残念です。シリーズをいくつも抱えて、多作過ぎるのも心配です。じっくりと書く環境にしてあげたいです。
2012/06/12
toshi
「つばめや仙次ふしぎ瓦版」の最後から繋がって物語が始まる。 殺人事件の真相解明ミステリの展開で先が楽しみで読んでいたのに、謎が出そろったところから突然怪しくなって思ってもみない方法での謎解きとなる。 今まで読んだ高橋由太の作品の中では一番好みではなかった。
2024/03/02
野々垣 雅稔
軽くて読みやすいのはいいんだけど、ちょっと説明不足なような。それとも次回へ続く感じなんだろうか。
2012/05/11
むつぞー
他のシリーズと比べ妖怪色はちょっと薄めでミステリ寄りです。ただミステリというにはちょっと構成的にもう一つな部分があるのだけど…。 なんというか妖怪より人のほうが怖いっていうシリーズかもしれません。 さて今回は大川の人魚騒動に続く大川に浮かんだ死体の他に、千代松の「黒瓦版」の物語です。 この予言をする千代松、この存在が仙次の過去と絡んできます。 なぜふしぎな事件を追うのか、その裏側を探ろうとするのか…そうか、その理由はここにあったのですね。 他のシリーズとは違う面白さがあるので、今後も楽しみにしています。
2012/05/03
treefolk
事は結局、海里藩のお家騒動なのだから、序盤にもうちょっとそれを匂わせておけば…。あれじゃ、ただ登場させて死んだだけだしな…。もうちょっと構成力を身に着けてくれれば、一気に化けると思うのだが…
2012/04/18
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