王子二人: アルスラ-ン戦記2 (光文社文庫 た 24-6 アルスラーン戦記 2)
王子二人: アルスラ-ン戦記2 (光文社文庫 た 24-6 アルスラーン戦記 2) / 感想・レビュー
ひめありす@灯れ松明の火
最後まで読み切ってやっと『王子二人』と言うタイトルの意味が分かりました。一つ大きな山場を迎えました。漫画版よりもちょっと先に進んでしまったので、ここから漫画版がどう表現されるのかも楽しみです。ナルサス様に色々言われて返す言葉もなかったり、『銀仮面卿』を自称してみたりとなかなかヒルメスも面白おかしい登場人物として成長してきましたね。アルスラーンはゆっくりと確実に成長中。生来の優しさだけでは国を導けないし、でもその優しさは美徳であると思うので大切にして欲しいし。ナルサス様ではないけれど、育てがいがありそうです
2016/02/07
藤月はな(灯れ松明の火)
ギーヴが「王など、他者に奉仕されて当たり前と思っている輩よりもアルスラーン個人なら仕える」という所に納得してしました。でもカシャーン城で奴隷を解放した時の奴隷の反応に「人が何を望んでいるか、知ろうとしないで行う独善では誰も救えない」ということをまざまざと感じさせて複雑な気分になります。そしてバフマンの爆弾発言で締めという凄まじさ。今巻はナルサスの嫁志望なアルフリードちゃんが可愛かったので早く、アニメでアルフリードちゃんが登場して、エラムによる嫁(志望)VS姑の戦いが見てみたいです(笑)
2015/06/09
純
アルスラーンの出自が気になる!ヴァフリーズはバフマンに何を伝えたのだろう?ページをめくる手が止まりませんでした。読み終わってすぐに3巻を買いにいきました。続きが楽しみです。
2015/08/09
カピバラ
ヒルメスとアルスラーン、対照的な二人の王子。これからますます争いは激化していくんだろうなー。とにかく、ダリューンとナルサスが素敵。
2016/01/04
エンリケ
シリーズ2作目。王太子アルスラーンが辺境の城塞にたどり着くまでの流浪を描く。貴種流離譚とも言うべき冒険心に富んだお話だがそれだけではない。知将ナルサスが辺境の族長の娘に言い寄られて狼狽する様子は笑いを誘われる。また善悪定まらぬ様なギーヴが王太子に心服していく様も微笑ましい。これら様々なエピソードに加え、凄まじい権謀術数の暗闘も描かれる。敵味方、善と悪、単純には割りきれない群像劇はどう展開していくか予断を許さない。アルスラーンの失地回復は次巻で本格的に進むのか?いよいよ壮大に成って行く物語に期待が膨らむ。
2015/06/08
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