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崖っぷちの鞠子 (光文社文庫 さ 30-1)

崖っぷちの鞠子 (光文社文庫 さ 30-1)

崖っぷちの鞠子 (光文社文庫 さ 30-1)

作家
坂井希久子
出版社
光文社
発売日
2012-10-11
ISBN
9784334764814
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崖っぷちの鞠子 (光文社文庫 さ 30-1) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

ひとクセもふたクセもありながら、ドコかホッとするヒューマニティを残してくれる坂井さんの文庫書き下ろし作品です。相変わらずド直球なエロを作品によってはガンガンとたたみこんできたり、緩急つけたテンポで綴ったりとその作風は本当に飽きさせません。今作もそれぞれ立場や事情が異なる女性、数人のショートストーリーを見事に「性」をベースに仕上げています。強くもあり、もろくもある女性のココロとカラダを巧みに書きあげ、「性」と「生」への執着ともいえる思いをストレートに表現する坂井さん作品、女性に是非読んでいただきたいです。

2015/02/28

りゅう☆

ドロドロの大人の恋愛モノかな?と思ったが、むしろ清々しい読了感。確かに官能的描写はあるものの、自然体な感じでいい。「疲れた」の代わりに「セックスしたい」と呟くフリーライター、家出先の同居人の女性と関係を持つ出会いカフェ店員、昔の男の子供を産みたいと願うウェブデザイナー、子供は作らないと決めた10年来の恋人を持つ大手会社に勤めるOL。部下九条と一度きりの関係を持った喜咲に対しての九条の行動に苛立ちを覚えるも、喜咲の決断はスカッとして気持ちいい。次に続く同僚のクロエの恋愛事情と繋がった二つの物語がお気に入り。

2015/08/26

えりこんぐ

30代、仕事の地位や家庭を手に入れて、女性達の恋愛短編集。性描写が多めだけどさらっとしてて読みやすい。喜咲とクロエの話がすごく良かった。この会社の人達の連作短編で一冊出してほしい! 【積読90】

2020/10/15

mr.lupin

働く女性達の六編からなる短編集。どの作品もほんのりと官能的な部分があるもののイヤらしさを感じることもなく逆にスッキリと読めた感じがした。「アップルロールの彼方」と「クロエ・クロニクル」は面白かった。 また他の作品も是非読んでみたい。 ☆☆☆★★

2019/08/18

takaC

遠藤周作に続けてこれを読む節操のなさは自分でも如何なものかと思うが、それはさておき、これは官能的というよりはもっと生々しく肉感的というのではないだろうか。各エピソードに於いてそれはあまり必然性を感じなかったな。電車で広げて読むのがちょっと憚られたしね。

2015/01/21

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