非道徳教養講座 (光文社文庫 ひ 14-4)
非道徳教養講座 (光文社文庫 ひ 14-4) / 感想・レビュー
ももっち
非道徳と銘打ち、且つ平山さんの本だから、余程、悪辣な知識を授けてくれるだろうと普通は思う。確かに、男の捨て方とか嘘のつき方とか恩の売り方とかテーマは非道徳だ。でも、中身は一貫し、女性が「いかに自分を守っていくか」を、シニカルでブラックな笑い満載の事例で語ってくれる本。人知れぬ努力や、頑張りで実績をあげ、周りに精一杯気を使って得るものは、好評価と信頼だけではない。高水準な「出来て当たり前」もついてくる。こんな理不尽な話はないから上手く立ち回ろうって。ガムシャラ女子への思い遣りにしか思えないから困ったものだ。
2016/11/17
ω
おいおい〜ω汗 タイトルから三島由紀夫の不道徳教育講座的なものを期待して買ったせいで、薄さに拍子抜け。(タッチは似ているけど)ここまで読むのが辛くなるものもない。先生お得意鬼畜小説とは書いた人が違うと思うほど退屈だった(;´д`)
2020/04/19
若冲
下らなくて笑うしか無い。 賢い女子の為の下世話な教養講座です(^_^;)自分絶対値の高いは女子力もきっと高かろう…高過ぎると鼻につくけど。他者からの評価を自分のサバイバルより上にしてしまうと、純然と楽しめないそうです。これ、笑う為の本だから、楽しんでね。お勧めです
2013/01/20
のけつ
「賢女子」ではないですが、面白く読みました。印象に残ったのは「人生というのは面白くなるように手を加えなければ絶対に面白くなるはずかない」という箇所。狂人を見つければ接触せずにいられない平山さんの言葉だけに説得力が半端じゃない(笑)絶妙な語り口は健在ですが、小説のような鬼畜エキスは殆ど無いので気持ちよく最後まで読めます。そして、相変わらず装丁が格好いいです。
2013/01/20
ネムコ
本屋で、第一回「賢い男の捨て方」を読んで思わず笑ってしまいました。恋人との別れ方のレクチャーなのですが、「あなたが是から相手にしようとしている対象は身長二メートル弱、体重九十キロ未満程度の社会的動物である、ということ」「人気のない場所で別れ話を切り出すのは、虎の檻に入って行って鼻面をブッ叩くのに等しい行為。おやめください。ご落命されます」。その他、自分と親、自分と会社などの関係性を客観的に見るためのヒントが記されています。全面的に同感、とは言えませんが、参考になる意見もありました。
2013/01/14
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