刀圭: 長編時代小説 (光文社文庫 な 35-1 光文社時代小説文庫)
刀圭: 長編時代小説 (光文社文庫 な 35-1 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
はつばあば
挫折と再生の物語?!。トンデモナイ!。若者にありがちな自意識過剰の、相手を思い遣ることのできない青臭い若者が主人公。圭吾・・まだ3歳だが孫と同じ名前では評価も厳しくなる。お金とは厄介なものだが無ければ暮らしがたたない。それもわからずに医師として如何なものかと薬問屋の若旦那生三郎が。いい味だしてますよねぇこの生三郎さん。人は運と縁によって生かされているって云うけれど、苦労もなけりゃ有難みがわからんのじゃないのかぇ。世間様の有難みをしっかり受け取って、医者として人として一回りも二回りも大きくなって羽ばたけ!
2018/02/13
み
面白かったぁ♪江戸の女子は格好イイです。若旦那も素敵でしたが。お金はやっかいですね、安いが当たり前ってのも、悩むのは分かるような。成長話しとしても楽しみました(^o^)
2015/07/01
ううち
面白かったです!生真面目で理想主義者の医者・圭吾さま。理想と現実に悩んで成長する様はとても清々しくて、読んでいて気持ちよかった。若旦那もかっこいい…。「圭」という漢字の由来が素敵。これからの長崎でのお話も読んでみたいな。
2014/07/07
σ(-。-)
それぞれが何かを抱えて、身動きが取れない。誰が悪いわけでもないんだろうけど。救われるような救われないような、地についた物語が心にひびく。な~んかいいんだよなぁ。上手くいきすぎない感じがいいのかしら??
2013/06/08
rakim
蘭医を目指す若い医者の成長記。一途に患者に尽くそうとするあまりの現実との葛藤や、周りの人たちとの気持ちの擦れ違いが初々しくみえます。市井の名医の一代記と続いても良いのじゃないかなぁ・・と勝手な読者は思います。
2014/05/05
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