KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

彼女のしあわせ (光文社文庫 あ 55-1)

彼女のしあわせ (光文社文庫 あ 55-1)

彼女のしあわせ (光文社文庫 あ 55-1)

作家
朝比奈あすか
出版社
光文社
発売日
2013-05-14
ISBN
9784334765668
amazonで購入する Kindle版を購入する

彼女のしあわせ (光文社文庫 あ 55-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

あつひめ

読後、自分が一人っ子でよかったなぁと思った。同じ血を分けたきょうだいがいたら、しなくてもよい苦労をしそうな気がしたから。自分自身がきょうだいと比較するのは死ぬまで続くんじゃないかって思う。どんなに恵まれていても、現在過去未来比較する。親も知らず知らず、比較してるかも。母親のようになりたくないと言う気持ちもわかる。個人的に、友達親子のようなデレデレしたのが好きじゃないから、自分の足で歩いていこうとするハングリー精神的なもの大歓迎。姉妹3人プラス母親のそれぞれ人に言わない思いの積み重ねが溢れている一冊だった。

2015/09/09

さおり

少なくとも一冊は、絶対読んでるはず!とつぶさに見て回った結果、どうやら初めましてです、朝比奈さん。よくある設定ですが、読みやすい文章やし悪くなかったです。始めの二つの章(凪子・月子)が良かったので、その後はなんだか盛り上がりに欠けるなぁとか思ってたんだけど、解説にもあったように、人によるんだな、誰のどのお話にグッとくるのかは。自分なりの幸せを求める三姉妹+母のお話なので一応言っておくと、私はね、結構幸せですよ。ふふ。265ページに誤植も発見したし。

2016/08/26

machi☺︎︎゛

三姉妹とその母親、それぞれの視点からしあわせを模索して、それぞれの進み方をしていく。心理描写がリアルで共感できるぶぶんもたくさんあって、面白かった。でも三姉妹の父親だけは無理だなー。マザコンでプライド高くて自己中( ˃ ⌑︎ ˂ )でも母親のしあわせはそんな人とでも一緒にいる事ってことなのかな。しあわせって人それぞれってことか( ´艸`)

2018/10/16

tokotoko

この作品は、解説の言葉(書評家藤田香織さん)がとてもピッタリ合ってる!って思うので、所々お借りして、感想書きます。日常に溶け込んだ小説が読みたい方、「しあわせ」とは?って時々迷子状態になる大人の方で、できれば女性の方・・・にオススメです。ある家族、そして、その家族に関わる女性達の群像劇です。今はいろいろあるけれども、いずれは笑って生きて終わろうよ、っていう作者の気持ちがお話になった作品・・・の気がします。

2015/08/17

アクビちゃん@新潮部😻

【図書館】面白かった♪未婚の長女、征子。次女の月子は専業主婦。三女は、身体の秘密を抱えた新婚さん。と、その母親の四人の女性の連作短編集です。タイトル「彼女のしあわせ」とある様に、人それぞれ幸せの価値観が違う。私は長女なので、征子の母親に対して思うことに共感!でも、幸せの価値観は違うな~。初読み作家さんでしたが、読みやすく、重々しくなく、でも鼻の奥がツンとする場面もあり、他の作品も読んでみたくなりました(^^)

2016/03/20

感想・レビューをもっと見る