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ダンスホール (光文社文庫 さ)

ダンスホール (光文社文庫 さ)

ダンスホール (光文社文庫 さ)

作家
佐藤正午
出版社
光文社
発売日
2013-11-08
ISBN
9784334766603
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ダンスホール (光文社文庫 さ) / 感想・レビュー

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巨峰

冒頭の短編を読み始めて、あれこの話よんだことがあるとおもったら戸田恵梨香主演でドラマ化された長編「身の上話」やん。でも、もっていきかたが「身の上話」とは違って「身の上話」って小説を書こうとする小説家の話なのが面白いです。この作家さんならではの、お話の中に作者の二重写しのような小説家がでてくる短編が揃っておりいろいろ興味深い。外連味と陥穽にみちた作品集です。

2018/12/16

ソラ

佐藤正午さんの文章は好きなんだけど、今回の作品は誰が誰のことを言ってるのか、何となくわかりにくかったなぁという印象。ただ、その中でも愛を敬え、と空も飛べるはず、は面白かった。

2014/08/16

ロマンチッカーnao

いやぁ。。佐藤正午さんの文体は癖になります。時間を置くと読みたくなる。短編と中編の作品集。すべて主人公が小説家で、どれもが、めんどくさい。そのめんどくささが心地よい。ダイエットをして、体重日記をつける妻を見て、なぜか、浮気を疑う夫。なぜか。めんどくさく、ネチネチと展開していきます。でも、確かにあるかもと思ってしまう。何気ない日常の中の一コマを取り上げて、一本の小説に仕上げる佐藤正午さんは相変わらずすごいなとうなってしまいました。

2018/08/09

Moomin1994

適当かつ丁寧に書かれた感のある、最後の短編、真心が秀逸。佐藤正午作品、癖になります。

2015/10/04

majimakira

表題作の中篇に加え、短篇四作を楽しめる作品集。うち、表題作を含む四作品で、多くの人に馴染みのある、とある曲のタイトルがついており、その曲の情景が微かに鳴るような気になる物語を楽しめる。それぞれの作品で、いつものように小説家の「私」の目やそこに行き交う人々の立ち位置を通して、生きていくことの真理のような、容易に語りきれぬ時間をくぐった人々の再生や愛の姿に触れることができる。いつものように、物語と語り方の面白さを堪能しながら。2022年の読了初め。今年も良き読書時間を。

2022/01/04

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