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中国毒 (光文社文庫 し 40-2)

中国毒 (光文社文庫 し 40-2)

中国毒 (光文社文庫 し 40-2)

作家
柴田哲孝
出版社
光文社
発売日
2014-03-12
ISBN
9784334767075
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中国毒 (光文社文庫 し 40-2) / 感想・レビュー

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森オサム

タイトルが全て物語っていますが、中国産の食品に対する安全性への警鐘を鳴らす作品です。それだけでは無く、当時の民主党政権への批判、官僚を代表とする国家への不信感等を、原因不明の病気の解明と、殺し屋による連続殺人を軸としたフィクションでエンタメに仕上げています。しかし、なぜこんなにもつまらないのか、理由は二つ。まずキャラクターの造形に背骨が無い。途中でブレ過ぎて、どんな人だか分からない。後、余りにもバタバタ人が死に過ぎる。B級臭さが半端ない。作者の熱い気持ちは伝わる、でも物語としての出来は良くないと思った。

2017/08/15

とも

★★★非常に微妙である。中国が毒物の入った食品にを流し続けていることに対する深堀りだが、既に中国産が忌避されているのは事実で、問題は輸入品に対する国や納入業者の管理や意識の体制の不十分さもあるのではないだろうか。そのうえ、この人命に関わる内容を政治と混同する政府の認識も明らかであり、ここは徹底究明されるべきであろうし、もう食品に限れば、加工品にも産地を義務付ける必要があるのではないだあろうか。とはいえ、有名ホテルでも産地偽装するくらいのなので、どこまで信じられるかはほとほと疑問ではあるが。。。

2017/01/04

シ也

元KGBのテロリスト・毒龍が日本に潜入。そしてそれを追う地下鉄サリン事件の傷を抱える警察庁外事警察官・真宮。この追跡劇の構図に謎の病と中国による食品を用いた侵略が背景として描かれ、中々読み応えがあった。思い出したのは佐々木敏の「ラスコーリニコフの日」。本作と同じく國松警察庁長官狙撃事件が描かれていて、主人公の國松長官以来の執念を感じた。にしても、口蹄疫や韓国の潜水艦事故など、色々な事実が複雑に絡んでいてノンフィクションを読んでる気分だった。なによりラストの描写では泣けてしまった

2016/01/14

Haruto Morikawa

恐ろしいです。詳しくは書きませんが、本書を読むと食生活は、産地にこだわり気を付けなければいけないという恐怖を痛切に感じるのですが、同時に安いコンビニ・ファーストフードやファミリーレストランを日々利用せざるをえない現実に絶望感に陥ってしまいます。 柴田哲孝氏の作品は、初めてだったのですが、今後注目していきたい作者になりました。地下鉄サリン事件、国松長官狙撃事件、狂牛病や鳥インフルエンザの流行など実際に起きた出来事も引用し実名も記載するなど、覚悟と気合を感じざるをえません。

2014/04/15

アンベラー

題名そのまんま 中国産の食品に対する安全性を再度見直して怖いことだと改めて思ってしまった 加工食品は特に何が原料なのかをハッキリ明記してほしし、安い物にすぐ手が出そうだが買うときは表示をよく見ることをいまさらのように思った ただ、偽装されれば終わりだけどやはり心配 コロナウィルスもこの国からだからな

2020/02/26

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