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溺れ谷: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-37 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)

溺れ谷: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-37 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)

溺れ谷: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-37 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)

作家
松本清張
出版社
光文社
発売日
2014-05-13
ISBN
9784334767402
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溺れ谷: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-37 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ) / 感想・レビュー

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あい

モデルになった実際の汚職事件や政治家・官僚がいる事を、解説で知りました。へえー…今で言うとモリカケがモデルの「新聞記者」みたいなものかな、ドラマも原作も見てないけど。主人公の職業は近頃なにかと話題(?)の某暴露系ユーチューバーみたい。ネットニュースでしか拝見した事ないけど。女をアテンドしたり提灯記事書いて稼いでいた主人公が正義漢ぶり始める展開に少し違和感があったけど、これって最初に主人公のイメージがガーシーで固定されちゃったせいかな? この手の汚職もアテンドも、いつの時代も形を変えて存在するんだろうね。

2022/05/16

Nozomi Masuko

三流経済誌の記者である主人公は、大手製糖会社の社長に往年の女優を斡旋し、身辺のネタ探しのために取り入ろうとする。その過程で政界と製糖会社のただならぬ関係に金の匂いを感じ、探りを入れ始める。うーん?あらすじをあんまり読まずにタイトルで選んじゃったからか、あまり興味のない社会派作品だった。最後その女優がどうなったかもちょっと曖昧だったかな。わるいやつらの後に読んだせいもあって、妙に残念な気持ちになってしまいましたとさ。

2015/10/03

こういち

利権に絡む構図は50年前と何ら変わることはない。本書は、戦後の砂糖を巡る政・財・官の癒着を鳥瞰するに打って付けの作品であり、重ねて心理的復讐の要素を絡ませて高度なサスペンスを構築している。何とも、タイトルが秀逸。今も昔も平坦な水面の底には、思いもよらない事実が潜んでいる。短絡的に上辺の映像に迷わされること無く、少しでも眼力を高める術を身に付けていきたい。

2014/05/20

ランラン

砂糖業界の暗部に対して政界がそれにからんで甘い汁を吸うという構図をあぶりだしている。殺人事件はないがそれなりに楽しめた。

2022/05/08

y_e_d

戦後の精糖業界の黒い部分をあぶり出す。その業界解説のウェイトが大きく、人間模様の部分が薄く感じてしまう。作者の筆力でそれなりに読ませるが、登場人物の「勝者」「敗者」の色分けも今ひとつ不明瞭で、個人的には他の作品と比べるとやはり落ちるかな、という印象は否めない。ちょっと残念。

2018/08/23

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