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開運せいろ: 人情処 深川やぶ浪 (光文社文庫 く 11-8 光文社時代小説文庫)

開運せいろ: 人情処 深川やぶ浪 (光文社文庫 く 11-8 光文社時代小説文庫)

開運せいろ: 人情処 深川やぶ浪 (光文社文庫 く 11-8 光文社時代小説文庫)

作家
倉阪鬼一郎
出版社
光文社
発売日
2014-06-12
ISBN
9784334767570
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開運せいろ: 人情処 深川やぶ浪 (光文社文庫 く 11-8 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー

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izw

小判型のかき揚げをつけた「開運せいろ」は、江戸のワンプレートランチで。かけとせいろが半々の「宗市盛り」や、酒の肴となる小料理がどれも旨そうだ。本物の十割蕎麦に誇りをもった高飛車な蕎麦屋が店じまいするときの助言が、「蕎麦を下から出せるようになれば、また花が咲くこともあるだろう」。「料理を下から出す」のは「小料理のどか屋」の教えだったが、蕎麦屋でも共通な心構えであることは確かだ。

2015/08/29

瀧ながれ

分かれ道の前に立ったとき、潔くどちらかを選べるか。義理立てや周囲の状況に惑うことなく、自分の意思を貫けるか。いつからだってはじめられるし、いつだって変われる。…そんなことを考えた。相変わらず、ぼろ泣きさせられました。「開運せいろ」、うまそうです♪

2014/11/17

ううち

仮祝言のお話は可愛いくてホロリとさせられました。もう1つのお話は今でもあるようなコダワリのお店。浪介さんがガツンと言うところは気持ちよかった。やはりお皿は下から出さないといけませんね。

2014/08/02

mikipon

4巻目。今回は、2編。最初の「夫婦雛」は最後にちょっと幽霊風味。これが、このシリーズの定番なんだろうな。心を残して亡くなった人が、本当にこうやって戻ってきてくれたら嬉しいと思うから、ありです。後半は、こだわりすぎて上から目線の蕎麦職人の話。そういう人にも、浪介たちは優しい。

2014/10/15

あき

今回もホロリとさせられる良いお話だった。夫婦雛がけなげで可愛い。本蕎麦の卯吉もきちんとやり直せて良かった。蕎麦や肴が美味しそうだからご飯前に読むとお腹が空いて困る。最後に出てくる「くれ麩(クレープ)」のお遊びも楽しい。

2021/10/22

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