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地の骨(上): 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-38 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)

地の骨(上): 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-38 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)

地の骨(上): 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-38 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)

作家
松本清張
出版社
光文社
発売日
2014-06-12
ISBN
9784334767587
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地の骨(上): 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-38 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ) / 感想・レビュー

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キムチ

執筆40年前だが、平成27年の出来事と言っても通用しそうな風が吹いている。あ~象牙の塔だ(今時、死語?)といえる人物の蠢き。溝池の中、私大の教官と事務、都市銀行の外務、そしてバーのママとホテル経営の女が出来すぎる偶然で近寄って行く。通常なら「出来過ぎの設定」と揶揄するところだけど、清張ものだから許せる。面白くて、止まらない。稲木、川西の俗っぽい駒が講義そっちのけで首都高を走り回る。その中で登場する竹岡といい上條といい「痩身白髪寡黙」に笑う。今でもいそうなキャラ設定とはき違えのアカデミズム。あ~下巻が楽しみ

2015/10/04

keiトモニ

不法口座情報開示料がたった5万円とは…とほほ。倉吉秀夫君よ、そんな金額でよくやるね。“上原は箸袋の裏に230と書いた…R大はさすが格が違う。和大ではせいぜい1本くらい”まあ40年前ですからねぇ~。今じゃ1千万?しかしR大ってどこ?“総長室、美しい庭、広い部屋、輝く設備品、美人秘書…贅沢な待遇が竹岡総長を有田の手の中に…戦前のリベラリストも腐敗したものだ”…今のリベラリストって言われている奴だって大いに腐敗してますよ。朝日を見りゃわかるでしょう。それにしても楢沢莢子さんに会ってみたいけど今ではお婆さんかな。

2014/10/27

こういち

当世におけるガバナンスやコンプライアンスが確立されていない時代、人は何を思い求めて組織に属していたのだろう。本書では、当時の私大経営に底流するお金や派閥の有り様、銀行の顧客情報管理など、時は流れても今に繋がる人間の具有するカルマに翻弄される。それにしても、主人公・稲木の独白箇所のコテコテさは、まるでハウスの「こくまろカレー」並みのとろみ感。さて、それぞれが抱く思いがどのように結ばれて、どんな形を描いて見せるのか。

2014/06/21

ランラン

大学助教授の入試問題紛失から始まる。学校教育現場で起こっている問題について鋭く切り込んでいる。

2021/10/02

moleskine_note

「象牙の塔」を舞台に大学の闇を描いていくのか?個人の闇を描いていくのか?下巻に期待。

2014/07/06

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