検事霧島三郎 (光文社文庫 た 4-47)
検事霧島三郎 (光文社文庫 た 4-47) / 感想・レビュー
Kircheis
★★☆☆☆ 霧島三郎シリーズ第1作目。 三郎のやってる事は実際は刑事のやるべき事だし(検事がやってダメではないけど)、検事としての倫理に外れた行為も目に付き違和感が拭えなかった。 また婚約者の恭子が可愛いだけで魅力に欠けており、親友の悦子の方がよっぽどヒロインに相応しい気がした。 真相もかなり分かりやすく、ほぼ想定内の結末で驚きは皆無。良いように言えばオーソドックスな刑事ミステリだが、今はもっと意外性にあふれ、感動させてくれる小説がたくさんあるので、敢えてこの本を勧める必要はないだろう。
2021/01/25
coco夏ko10角
検事になってまだ数年だった頃の霧島三郎、若い。婚約者の父親が失踪、からの殺人事件の容疑者に。シリーズの他作品を読んだことがあるので真相はなんとなく。父親が殺人犯かも・婚約破棄になるかも、とやつれて不安定になっていく恭子…恭子と三郎のつながりいい。
2020/11/22
下町ロコモーティブ
600ページの長編推理小説。最初から最後まで小説の中に、しっかり、引き込まれ一気に読み終えてしまった。携帯電話も無く、なんと、地検の食堂で予算100円で昼食が食べられる時代背景だけど、全然古さが感じられない。丁寧に書かれた良い推理小説を読めた。
2016/03/02
志摩子さん
事件や犯人自体はそれほど魅力的ではなかったです。事件のために、愛し合っていながら会うことも話すこともできなくなり、まるで引き裂かれるような主人公の検事霧島三郎と恋人の恭子とのつながりがよかったです。WAIT and see、「待て、そして希望せよ」という言葉が心に残りました。
2015/09/05
都人
2週間のベルリン滞在中に読む。この本は50年ほど前、新刊の時に読んだ。その当時高木彬光は大変有名な作家として知られていた。今読むと時代を感じるところもあるが。
2019/02/19
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