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部長と池袋 (光文社文庫)

部長と池袋 (光文社文庫)

部長と池袋 (光文社文庫)

作家
姫野カオルコ
出版社
光文社
発売日
2015-01-08
ISBN
9784334768539
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部長と池袋 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

いくつか読んだ姫野さん作品のスキマを埋めてくれるようなエッセイもあったりして、改めて彼女の作風は自分に合ってるなぁと。姫野さん、大学の同窓らしいんですが、地方から出てきて、渋谷や六本木に放り出された当時の自分の姿を思い出すような短編とか。相変わらず恋愛関係にあるようなないような、の男女関係の描き方が上手だな。

2017/04/01

dr2006

自分があのころ経験した池袋の記憶。作者の筆致が、頭の中で言語されていなかった池袋を具現化してくれた。本作は表題作の「部長と池袋」他エッセイ的な作品を含む短編集。池袋は、時代背景に敏感で集まる人々の志向と野望が複雑に絡み合い様々に変化してきたらしい。作者は池袋を切り口として文化風俗を巧みに紐解いている。特別肌に染み入る程の強さはないが、毛が生える方向に対し逆撫でしていく覚醒的表現が随所にある。朝の微睡みで繰り返す妄想では決して映像に結ばれない場所を見たような気がして、奇抜(笑)

2021/06/01

いたろう

タイトルが、すべて「○○と××」で統一された短編集。表題作のタイトルは、たったこれだけなのに、何故かインパクトがあって、頭から離れない。渋谷でも新宿でもなく、池袋。渋谷では部長に合わないし、新宿では当たり前過ぎ。その点、絶妙な「ふしぎなふしぎな池袋」(東は西武で西東武!)。しかし、他のコメディタッチの短編は、何だかユルくて、あまり印象に残らず。良かったのは、私小説ともエッセイともつかない姫野さん自身の回顧談。年齢と結び付く地名、当時の世相を背景にした光景に、自分のことではないのに、ノスタルジーを感じる。

2017/03/19

酔拳2

初読みの姫野カオルコ先生。短編を第1部と第2部に分けている構成。第1部と第2部の印象がが違いすぎてびっくり。第1部はのほほんとした雰囲気で郷愁だだよう感じ、第2部はブラックイメージ。作品より作者本人の生い立ちや人柄が面白そうだと感じてしまったσ(^_^;)

2016/10/21

まいごん

短編集。日常のどこにでもあるような話が多かった。特にこれといった感銘は受けず、印象に残った章も無し。。文章は読みやすかったです。

2017/07/30

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