吸血鬼と精神分析(上) (光文社文庫 か 30-6)
吸血鬼と精神分析(上) (光文社文庫 か 30-6) / 感想・レビュー
ヱロ本Gメン
相変わらずだから面白い。この小説の肝はカケルの本質直観がラノベ主人公の異能と重なるところだと、今回そう感じた。作者の悪文もいかにもラノベ的。そこが好きなんだけどね。さて下巻に機体!
2017/01/01
stobe1904
【矢吹駆シリーズ】『煉獄の時』が出版されたので20年ぶりに矢吹駆シリーズを読む。パリ市内で血を抜かれた状態で連続殺人事件が発生し、旅先から戻った駆と前の事件で負ったメンタルダメージに苦しむナディアが事件に関わることに…。今回の哲学的モティーフは精神分析家のジャック・ラカンとのこと。登場人物による濃厚な哲学的議論と事件がどのように交錯するのか、下巻に期待が高まる。
2022/11/17
リエ
矢吹駆シリーズ第六弾。 今回はvsジャック・ラカン。 ミステリアスな意匠に彩られた連続殺人に挑むと同時に、根底では思想的・哲学的な対決が繰り広げられるのはこのシリーズのお約束。 今回も「鏡像段階論」や「現実界・象徴界・想像界」など、ラカンを語る上で欠かせないキーワードの他に、構造言語学や「ヨブ記」と否定神学…etc.笠井潔節全開でした。 上巻はまだまだ前哨戦という感じですが、下巻ではこれらの知識が単に衒学趣味で終わらず有機的に結びついていくんだろうなぁ。
2018/12/17
花嵐
感想は下巻を読み終わってから。
2024/05/22
Schunag
ついに刊行される『煉獄の時』のための予習。
2022/09/18
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