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光 (光文社文庫 み 31-3)

光 (光文社文庫 み 31-3)

光 (光文社文庫 み 31-3)

作家
道尾秀介
出版社
光文社
発売日
2015-08-06
ISBN
9784334769468
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光 (光文社文庫 み 31-3) / 感想・レビュー

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kishikan

道尾さんの本はそれほど多く読んでいませんが、どうも「向日葵の・・・」の印象が強くて、サイコ、サスペンスというイメージを持っていました。ところがこの「光」は確かにサスペンス的な感じしますが、子供たちの友情の話を中心に、子ども独特の妬みやずるさそして優しさなど、揺れ動きながら成長する様子を見事に表現しています。そのような中に都市伝説的な話も加わり、薄れかけた自分の子どもの頃の記憶が蘇ってきました。この物語も主人公、利一君のリアルタイムの出来事ではなく、回想のような気がしてなりません。中高年の人には勧めです。

2016/05/17

nobby

確かに道尾版スタンドバイミー。小学生の日常を感動で描く前半から、議員の息子なる劉生が登場する後半は全く違う冒険活劇そしてファンタジー(笑)随所に登場した要素が大きな意味をなしていくのはさすが♪ただ自分の少年時代にあまり重ならないからか、それ程入り込むまでは至らず…大人の登場人物のキャラが強過ぎてついていけなかった。やっぱり久々に黒道尾が読みたいなぁという結論。最後まで読んで分かるペンネームやら章間ゴシックの仕掛けにはなるほど!

2015/09/29

naoっぴ

子どもの純粋な気持ちの輝きが眩しい"光"のような連作小説。友だちとの決死の(?)冒険、ライバル心、ほんの思いつきでやったことが予想外の事件に発展してびっくりしたり、友達のお姉さんに憧れたり。そういえば子どもの頃に見えていた世界は今見えている世界とは別ものだったなぁ…そんなことを思い出して気分はちょっぴりノスタルジー。物語の中には道尾さんらしく大小の仕掛けも盛り込まれ、ミステリーの驚きも詰まったハートフルな一冊でした。

2017/06/04

さおり

やっと読み終わりました。丸1週間かかってしまったよー。まずカナブン、カタツムリ。それから、カメ。カマキリ・・・あ、これは人間やった。とにかく、私は普段職場でご飯食べながら本を読むのですが、この本は食事中はおろか食後も読む気になれず、夜もなかなか気分が乗らず。全て、虫のせいだよ!道尾さんは、私の中では虫が出てくることですっかりお馴染みな作家さんですが、それがわかってても買っちゃうから厄介なのよね。今作も、終わってみれば「あー読んで良かった」という感想。道尾さん作品はまた読みます、たぶん文句を言いながら。

2016/02/22

りょうこ

これは良かった!こおゆう感じの好きです。教頭先生いい感じです(笑)アンモナイトの件で宏樹の号泣がなんか可愛かった..。私も化石掘りしたなぁ。変な貝殻の化石しか見つけられなかったけど(笑)ちょっとだけ思い出しちゃいました!

2015/09/05

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