混声の森(下): 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-45 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)
混声の森(下): 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-45 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)
- 作家
- 出版社
- 光文社
- 発売日
- 2015-11-11
- ISBN
- 9784334769994
混声の森(下): 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-45 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ) / 感想・レビュー
kei302
「混声」がタイトルに入っているから、最後は女子大が共学に変わるのかと思っていた。違ったようで。新学長が人事権のことを再度、念押しした辺りで、これは、クビになるなと予想した。謙一、脇が甘い。1967年新聞連載。古さを感じた。
2022/07/28
竹園和明
学園における理事長と専務理事の権力争い。ありふれたテーマではあるが、昭和40年代を舞台に書かれた本作は、“THE松本清張”の世界。非常に面白い。理事長追放を目論む専務理事は腹心の理事を用意周到に味方に付け理事長と事務員との関係を暴露。一方の理事長は経理処理の杜撰さをネタに専務理事解任を理事会の場で諮る。激突は二の矢三の矢も飛び交う展開へ。地位と女と金に眩み、相手を蹴落とさんと躍起になる両者。強欲人間の醜さがとことん描かれる。さすが松本清張。この分野において氏と比肩される作家は未だ登場していない。
2022/04/18
Book Lover Mr.Garakuta
図書館本再読:苦手分野だけど、読み返してみれば割と面白かった。
2021/02/13
ランラン
最後の理事長と学長の場面は思わず息が止まるほど面白かった。そこまでの学長の老衰の様子が描かれがお飾り的な存在であることを醸し出して、最後いきなりラストの場面。あっけにとられた理事長。見事な構成。
2021/09/06
Book Lover Mr.Garakuta
速読の連取:ミステリーは少々苦手だ。
2019/05/11
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