世界は宗教で動いてる (光文社未来ライブラリー Mハ 1-1)
世界は宗教で動いてる (光文社未来ライブラリー Mハ 1-1) / 感想・レビュー
kumoi
人間は生まれ、子を残し、死んでいく。山川草木悉皆成仏。石にだって、草にだって生まれ変わる。人間は特別な存在ではない。自然こそ神なのだ。父なる神が天地を創造したとは思えない。世界は一だと思えない。一即多だと思えない。すべて自然の成り行き任せだ。やはり自分は日本人。日本の死生観が身体に馴染む。それでも世界の人々を理解したい。人類愛を持って他者と接したい。理解不可能であっても、対話を続け、相手の存在を承認する。武器は取らないし、暴力に訴えない。愛を堪えることが最後の抵抗だ!人類に愛を!
2022/08/08
オールド・ボリシェビク
2013年に光文社新書のラインナップとして出でていたものの文庫化である。新書も読んだぞ。再読しても、そのわかりやすさに感心するね。その宗教を信ずる人の内在的論理を簡明に説明してくれている。まずはその人が何を信じているのかを見定めなければならない。討つべきは、その人の神なのである。
2022/06/22
やま
前半はただの宗教入門で、タイトルにある世界の動き方など全く言及されずに退屈でしたが、後半の日本における宗教から面白く、読み応えがありました。
2023/01/29
とも
・キリスト教の変遷、カトリックとプロテスタントとは何か ・日本の宗教はどうしてこうも不思議なのか ・なんでも受け入れてしまうヒンドゥー教
2024/09/22
ウエオロ涼
世界のメイン宗教の入門書。イスラム教の根本には平等思想・平和思想があり、世界中がイスラム教徒になれば争いはなくなるという提言。しかし、イラン・イラク戦争のシーア派弾圧はどう捉えるのか。キリスト教もだが、Godは人間の存在超えたものであると定義しておいて、その考えを人間が果たして理解できるのか。
2024/06/12
感想・レビューをもっと見る