ボディ・ピアスの少女 新装版: 探偵・竹花 (光文社文庫 ふ 9-12)
ボディ・ピアスの少女 新装版: 探偵・竹花 (光文社文庫 ふ 9-12) / 感想・レビュー
森オサム
舞台は1992年、バルセロナ五輪の直前。発表されたのも同年であり、当時にリアルタイムで描かれた、バブル崩壊からまだその余韻が残る東京が物語の舞台。私立探偵の竹花が人探しを頼まれるのを発端に、その後登場人物が多くて分かり辛く、事件の構造は入り組んで分かり辛く、読むのが結構ツライ展開で物語は進みます。ストーリーよりは主人公含めたキャラクターの魅力、セリフから感じる世界観の魅力、当時の社会風俗を知る(思い出す)魅力がメイン。そのどれにも余り共感出来ず、大オチにも感心しなかった私は、本作とは相性が悪かった様です。
2019/03/03
かおる
探偵ものが好きなので竹花シリーズがあると知り、まず第一弾から読んでみました。登場人物が多くカタカナ名まででてくるのて挫折しそうになりましたか何とか制覇。面白いといえば面白い、かな。とりあえず第二弾も読んでみます。
2019/01/30
のなのな
面白かった!様々な伏線が最後には。昭和という時代の良さと懐かしさを感じる。そして、悪しき時代の名残も。次回作も期待です。
2016/12/30
nemuro
実のところ、藤田宜永は今まであまり縁のなかった作家。最近では、『クリスマスのフロスト』(R・D・ウイングフィールド/創元推理文庫)など厚めの文庫本も、さほど苦もなく読了し始めていて、書店で見かけた『探偵・竹花 帰り来ぬ青春』(双葉文庫)の厚さが気になった。どうやら、<探偵・竹花シリーズ>の最新刊。例によってシリーズ物が好きな私は、まず第1弾の本書から順次読み始めたところ。時代は、バブル景気の余韻が残る1992年、バルセロナ五輪が開幕する頃。懐かしさもありつつ、ハードボイルドな世界を楽しむことができた。
2018/04/14
尾塚
探偵竹花シリーズの第一作目なんですね。好きなシリーズなのでこれは読まねばと。自宅前の公園で少女を助けると。翌日少女の父親らしき人物が殺害されて。一作目からテンポも最高。展開も次から次へと最後まで惹きつけますよね。本作では竹花は42歳なんですね。長く続けて欲しいシリーズなので歳をとっても竹花には頑張って欲しいですね。面白かった!!
2016/08/31
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