異次元の館の殺人 (光文社文庫 あ 36-7)
異次元の館の殺人 (光文社文庫 あ 36-7) / 感想・レビュー
ち~
弁護士・森江と検事・菊園の共通の知人が殺人事件で有罪判決を受けた。無実を証明すべく乗り出した先で発生した密室殺人。菊園が真犯人を名指しした瞬間、粒子加速器の暴走により、菊園は1人、パラレルワールドへ飛ばされる…「そこか!そこで引っ掛けてきたか!」と仰け反りながらも、謎解きのインパクトは弱め。菊園さん、推理が適当過ぎ。第一、森江先生の出番が少ない少ない。西澤保彦を思わせるSFチックな展開は結構楽しめました。でも次回はやっぱり、新島ともかとのコンビで骨太なミステリーが読みたいな…
2016/09/17
yuui
推理を間違えたらパラレルワールドに飛ばされるぶっ飛んだ設定のミステリ😳 しかもパラレルワールドでは微妙に名前が違うという! 普段ならこんなありえやん設定くだらんわとか、おもしろくないわと言っとるんやけどなぜか面白かったのよね🤣 トリックもこの設定ならではやったし! じゅうぶん楽しめました🤗 ただ名前がややこしすぎた 笑
2023/07/14
霧島
推理を間違えたら別次元に飛ばされるという設定が面白い。肝心の推理は密室トリックの初歩的なものが多く「あり得そうだけどあり得そうな分あり得ないだろ」と高みの見物で馬鹿にしていたが(笑)、最後に明かされる真相で完敗。そう繋げてくるか…。また異次元での性格や名前の変遷には驚かされた。ネタかと思ったらそういう仕掛けとは…。SFとして読んだら微妙だろうし、異次元に飛ばされること自体に大ネタはないけど、楽しくさらっと読むことができた。
2016/09/17
トリプルアクセル
これだけ複雑な話をコンパクトによくまとめたものだなあと思う。単純な多重解決推理だけにとどまらず、パラレルワールドを活かしたトリックを取り入れ、唯一無二の作品となっている。芦辺さんの発想力はやはりすごい!
2018/05/21
enmys07
ミステリーのこれまでと違うSF要素をつけ加えた作品。 推理を重ねていくことで、世界が確定していくという なかなか変わった作品でした。
2016/09/13
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