殺意の構図 探偵の依頼人 (光文社文庫 み 36-1)
殺意の構図 探偵の依頼人 (光文社文庫 み 36-1) / 感想・レビュー
nobby
これはかなり面白い!まず依頼人の冤罪を晴らしたのに複雑な思いを抱いている弁護人目線で語られる第一章「事件の顛末」で惹き込まれる。その過程で浮かぶ謎の女の影…その正体を疑われる2人の独白で構成される第二章「女たちの情景」では、あやしい人物や事柄が次々と覆され混迷を極める。続いてまさに謎解き編な第三章「対決」で明かされる背景は何とも悲しき人間模様と根っから性悪な悪党への憤り…細かくバラ撒かれた伏線やタダでは終わらない捻りも目にしてお見事!エピローグで知る事実にやり過ぎ感はあるものの、そのタイトルが身に染みる…
2019/12/19
坂城 弥生
再読だったことに今気づいた。 結局全部の原因は佳苗にあったってこと。親になりきれず、一人の女でありたかった。幼稚な思考の人間が子供を持ってしまった故の悲劇だと感じた。
2020/11/12
坂城 弥生
探偵に依頼したのは誰か?
2022/06/21
きりん★
完璧でした!!!構成も、犯人も、想像できない結果でした(//∇//)何も言えない位、素晴らしいミステリーでした。深木さんめっちゃいいですね〜。圧巻です。
2020/07/12
坂城 弥生
同じ人でも視点が変わればいい人になったり、悪い人になったりする。そんな当たり前の事を突きつけられた気がした。そして、血のつながりよりも強い想いがあるんだな、と。今回の話はドロドロしていて、あまりかかわり合いにはなりたくないけど。
2018/11/20
感想・レビューをもっと見る