いえない時間: 夏樹静子ミステリー短編傑作集 (光文社文庫 な 1-33)
いえない時間: 夏樹静子ミステリー短編傑作集 (光文社文庫 な 1-33) / 感想・レビュー
やま
夏樹静子さんの弁護士の朝吹里矢子と、検事の霞夕子の物語と、短いミステリーを綴ったものです。シリーズものは1作目から読むのですが、これは短編傑作集ということで、2作目からでも大丈夫だろうと思い読み始めましたが。人物設定から1作目からのほうがよかったように思います。本書は、展開が早く、驚きと、飽きることなくページを捲っていきます。シリーズ2作目。2016.11発行。字の大きさは…小(字の大きさは中ですが、字が薄いので小)。2023.01.22~23読了。★★★☆☆
2023/01/23
coco夏ko10角
短編3+SS4収録。『不作為の罪』『現行犯』『いえない時間』は弁護士・朝吹里矢子、検事・霞夕子シリーズの今まで未収録だったものとのこと。面白かったのでそれぞれのシリーズの本読んでみたくなった。SSは『二つの炎』が特によかった。
2021/06/08
海星梨
KU。なぜ1巻を不倫縛りにしたのか……というくらい面白い。シリーズものの未収録作品が収録されているそうで、シリーズをよみたくなると同時に、シリーズを読み始めても被る話がないのはいい計らい。一巻もフツーに不倫縛りせずにいろんな話を読ませてくれたらよかったのにね?
2022/12/05
霧島
『Wの悲劇』がとても面白かったので、作者のシリーズキャラクターが活躍する短編集をと手に取った。法曹界を舞台にしたミステリということで、真相やその解明手法がとりわけ鮮やかという訳ではないにせよ、やはり元法学部生のミステリファンとしては心をくすぐられる内容だった。解説を読むまで収録作品がシリーズ最後の作品だとは気づかなかったのだが、これからもまだまだ続けるぞというところで物語が断絶してしまったのはとても残念。これから各キャラクターの活躍を遡って読んでいきたいと思う。マイベストは「不作為の罪」。
2018/06/28
おーこ
図書館本。超有名人なのになかなか手を出せずにいた夏樹静子さんの作品。シリーズ化されているという女性弁護士と女性検事の作品は、どんな状況がどんな罪になるのか、詳しい説明を交えながらだったからとてもわかりやすかったです。どの作品も、男女の関係の絶妙な雰囲気を描いていて女性作家らしいと感じました。最後の「リメーク」は特に良かった。
2019/06/05
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