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ただ一人の異性 (光文社文庫 も 2-88)

ただ一人の異性 (光文社文庫 も 2-88)

ただ一人の異性 (光文社文庫 も 2-88)

作家
森村誠一
出版社
光文社
発売日
2017-02-09
ISBN
9784334774233
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ただ一人の異性 (光文社文庫 も 2-88) / 感想・レビュー

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夢追人009

森村流の悲恋物語と三毛猫ホームズと医学サスペンスの三題噺だなと私には思えますね。男女の悲恋物語はどれを取っても涙を誘われる結末で最後の昭和の戦争編が特に凄まじかったですね。そして森村氏の愛する猫が人間を助けて真相に導く仕掛けも全くの荒唐無稽ではなくリアリティーに工夫されていましたね。そして医学サスペンスの面でも日本に実際あってもおかしくないと思える不埒な実態が描かれていました。唯一ミステリーとしての面白さには欠ける面もありましたが、私としてはこれだけ一冊の中で随所に楽しませて頂ければ十分で大満足でしたね。

James Hayashi

棟居刑事シリーズもの。戦国武将の話を絡め深みを出しているところはベテランならでは。結末はもの悲しさを覚えるが、あまり読み応えを感じない出来栄え。猫の習性は多少知らないこともあったので参考になった。

2017/04/29

yoshio

すごく読みやすかったが歴史だったり猫だったり運命的な女性だったりと色々なところに話が飛びすぎている感がすごかった。書きたいものを存分に書いたんだろうけど、その分いまいち事件の顛末にのめり込めなかったのも事実。

2017/11/02

ひつじパパ

なんだか読後に虚しさだけが残った。先祖代々から、山中と山吉の男女が運命を感じ〝ただ一人の異性〟と思い定めても、最後には別れてしまう。これも宿命なのだろうか!結ばれないという・・。私は、何度も麻衣が不安がって山中の胸に飛び込んできたのに、なんで麻衣の気持ちもわからずに山中は、側に居てやらずに大丈夫だからといって外に出て行ってしまうのだろうか?と思った。ましてや先祖が最後は離別していると分かっているのなら、なおさら麻衣の気持ちを汲み、側に居てやるべきだ。

2019/09/24

のん

いつの時代も無為な戦争が起きる。誰しも崇める神がある。もの悲しさの残る読後感。此の先も一期一会を大切にしていきたい。

2022/03/13

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