ワイルド・サイドを歩け (光文社文庫 ひ 16-3)
ワイルド・サイドを歩け (光文社文庫 ひ 16-3) / 感想・レビュー
塩崎 周司
再読。直木賞作家東山彰良のクライム小説三部作第一弾。
2017/12/19
塩崎 周司
石田衣良の『池袋ウエストゲートパーク』や馳星周の『不夜城』を彷彿とさせる本書である。いわゆるアウトローを描いたクライムノベルであるが、匂いが東アジア風なのが新鮮である。男娼の高校生、ストリートギャング、零細暴力団、三つ巴のドラッグ抗争が興奮を呼ぶ。
2017/10/13
しい太
東山彰良の長篇第二作。逃亡作法に比べると現代社会っぽい世界が舞台ではあるが、「進学校に通う男娼」「筋金入りのマザコンヤクザ」等々キャラクターが極端かつ今ほど(というか「流」ほど)洗練されていないので、作中に横溢する暴力描写含めてファンタジー感は強い。群像劇として一定の面白さは担保されているが、読んでいて「この人物(塔とかユーリ)の視点がもうちょっと欲しい」と思うことが多くてちょっともどかしい。
2022/02/01
保留クジラ
クライム小説は初めてだったが面白く読めた。表現のシャープでかっこいい部分は何度も読み返したいと感じた。
2017/09/22
tnyak
アウトローを描いた犯罪小説。やや期待ハズレかな。
2022/08/26
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