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弱気の蟲: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-48 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)

弱気の蟲: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-48 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)

弱気の蟲: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-48 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)

作家
松本清張
出版社
光文社
発売日
2017-09-08
ISBN
9784334775292
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弱気の蟲: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-48 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ) / 感想・レビュー

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キムチ

もう一冊がうんざり100%で進まない。これを浮気。でも、「二つの声」表題の2篇は読み易さ抜群ながら、特に後者は唾でも吐きたくなるようなまさに「虫3匹」の嫌な小心者。読むのが嫌になった。非情な世界にあって・・と勝手に言うがそれが原因で転落していく人生じゃない。自分の心が原因・・はたから見れたもんじゃない。妻もいて子供2人の典型的小役人・・はぁ。もう一個は、粋な野鳥観察のおっさん連中・・一皮剝くと。清張の俳句の巧みさは賞賛に値するけど、作中の輩はげっそりの生臭さ。

2024/10/25

TATA

母親文庫。初版は1977年、ほおー。中編二作。普通の生活をしていた人達の側に発生した殺人事件。痴情のもつれと言えば話は早いが、どよーんとした雰囲気が漂う二作品でした。ややこしい殺人事件を扱った小説をこれでもかと読んでいる者からすれば、どうしても平板な印象が強いものの、40年以上前の作品と思えばあらためてそのクオリティの高さにうならされますね。あと、賭け麻雀は止めましょう。身を持ち崩すだけです。

2018/06/27

ながのゆうこ

短編集 「二つの声」は浅草の旦那衆の野鳥の声を聞くという趣味を絡めたミステリーでどことなく可笑しみがある「弱気の蟲」は羽目を外したことのない堅実だけど弱気な役人が落ちていく様子が手に取るように描かれていこちらの足元も沈んでいくような少し重苦しい読書であった

2018/01/12

akiko

弱気の蟲が面白い。主人公が泥沼にはまっていく様子が、淡々とした文章で綴られているのが怖い。50年くらい昔に書かれた話だけど、人間がふとしたことから転落していくのは今も昔も変わらないですね。

2017/11/01

ササヤン

表題作の感想。今でいうところのギャンブル依存症の役人の話。最初に勝つと、それに味を占めて「次も大勝ちするかも」と思い込み、深みに嵌まってしまうのが人間のサガだ。雀荘の嫁を誰が殺害したかという謎よりも、麻雀にハマり、ドン底に陥ってしまう役人の心理描写が秀逸に感じた

2021/07/13

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