わたしのおせっかい談義 新装版 (光文社文庫 さ 7-5)
わたしのおせっかい談義 新装版 (光文社文庫 さ 7-5) / 感想・レビュー
Shimaneko
Eテレの名5分番組「365日の献立日記」の大ファンなので、エッセイだと思って手に取ったら、講演の書き起こしをベースにした編集物だったでござるよ。なので正確には本人の文章ではないものの、これはこれでなかなか味わい深い1冊。とはいえ、自分が78歳まで生きられたとしても、この境地に達することができるかはかなり疑問。あ、包丁15本とまな板4枚も無理だけどさ。ご主人は幸せだったねぇとしみじみ。略奪婚の末の晩年がこの穏やかさというのも、人の縁の不思議ですな。
2023/08/29
せつお
芸能界で名文章家として何人かいらっしゃいますが、沢村さんもそのおひとり。 献立日記が有名だが、むしろ沢村さんの半生や女学校時代のことがわかるからこちらのほうが私には読み応えありました
アルパカ
講演会をまとめたもの。日本女子大学まで行っていたのに当時の治安維持法で逮捕されているとは知らず驚いた。黒柳徹子さんが「おかあさん」と呼んで慕っていたそう。顔と身なりは自分ではあまり見えないけれど人からは良く見えるのだから最低限の身だしなみは整えるべきだ、というのに共感。考え方も新しく、男性が結婚するときに女性を「幸せにします」というがそんなこと言わなきゃいけないなんて大変だ、と。(笑)男性も女性も一人の人間として同じだ、と。
2020/10/30
Yumi Ozaki
家事も仕事もきっちりしていらっしゃる。見習いたいところばかりです。でも私にはなかなかできそうもないなあ。
2022/05/24
kuchen
講演集。生い立ちや女優業、着物、家事について。潔い生き方。自分や自分にとって大切なものを見極め、ぶれることがない。考え方が柔軟で自然体なのも良かった。楽しい語り口だが、背筋が伸びる。
2018/05/22
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