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白日の鴉 (光文社文庫 ふ 16-7)

白日の鴉 (光文社文庫 ふ 16-7)

白日の鴉 (光文社文庫 ふ 16-7)

作家
福澤徹三
出版社
光文社
発売日
2018-01-11
ISBN
9784334775537
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白日の鴉 (光文社文庫 ふ 16-7) / 感想・レビュー

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H!deking

久しぶりに侠飯以外のテツさん!めちゃくちゃ面白かったー!身に覚えのない痴漢の容疑で捕まったサラリーマン。なぜ?誰が?何のために??弁護するのは老年弁護士。無罪を勝ち取れるのか?的なお話。留置場や拘置所の描写はきっとリアルなんだろうな。冤罪で捕まっているのに扱いがなかなか酷いですね。リアルで怖い。ラストのドンパチいるかな?ってちょっと思ったけどテツさんだからまいっか笑。続編出てるみたいなので探してみよー!

2023/10/24

mihya

痴漢の罪で逮捕された医薬品会社MRの冤罪を晴らすべく、若き警察官と老弁護士が活躍。痴漢冤罪の裏に潜むものも明らかにされていく。 とにかく痴漢冤罪からの流れが辛い。やりきれない気持ちになり、読み進めるのに時間がかかった。クライマックスに入ってからは一気に読めた。途中が苦しかっただけに、最後は晴々とした気持ちになった。 「灰色の犬」に出ていた人物がちょいちょい出て来る。もっと活躍してくれても良いのに…。

2023/04/10

left7

自分が精神的に弱っているときに読んだので、かなり辛い読書になり時間もかかってしまいましたが面白かったです。とてもリアルで冤罪が作られていくのを我がことのように感じてしまい、とても大変な読書でしたがそれを乗り越えて読みきった甲斐が有りました。リアリティを持たせるために仕方ないとは思うのですが、物語が進みだすまでが冗長に感じてしまったのと最後が駆け足になった印象があるのでバランスがよければさらによかったとは思いますが、それでも十分面白かったです。読みごたえがありました。

2018/05/23

竹園和明

痴漢冤罪。痴漢という卑劣な罪を着せられる屈辱は、とても耐えられるものではない。本作中、警察は始めから被疑者を犯人と決めつけ彼の説明など聞こうともしない。取調べとは概ねこんなもんなのだろう。自白を強要して冤罪が生まれる仕組みが良くわかった。被害者と目撃者を装いグルで人を貶める輩も自白を迫る警察も、人の一生に対して無責任過ぎる。新人警察官新田のような熱い想いを、先輩達はどこで失ってしまったのか。主人公友永は元々真っ黒な鴉ではないが、青天白日の身となれて良かった。

2019/06/26

なっち

読み終わった本700冊目。痴漢冤罪の話。文句なしの傑作。ドラマは観ていないが、帯に伊藤淳史さんや寺尾さんが出ていたので配役はすっかりそのイメージで。冤罪で捕まった友永が最後まで戦いぬいたところが良かった。何気なく乗った電車で運命狂わされるなんて恐ろしすぎてページめくる手が止まらなかった。700冊の節目にふさわしい本だった。

2019/05/22

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