消えた乗組員 新装版 (光文社文庫 に 1-151)
消えた乗組員 新装版 (光文社文庫 に 1-151) / 感想・レビュー
coco夏ko10角
十津川警部シリーズ。小笠原諸島沖で行方を絶っていた大型クルーザーが発見された、ただし船内は無人で荒らされた様子も無く…そしてクルーザーを発見したヨットマンたちが次々と狙われ…。事件の捜査と海難審判が進んでいく。犯人の動機がちょっとあれだが、謎は魅力的だし海難審判の流れなど面白かった。紹介されて嫌々お見合いをしてる様子の十津川も。
2023/08/12
朱雨
行方不明だったクルーザーの発見、船内にいるはずの乗組員の消失。クルーザーを発見したヨットマン達が、次々と事件に巻き込まれていく海洋ミステリー。有名なマリー・セレスト号事件を絡めたストーリーは興味をそそられるものがありますが、犯人の動機が弱く少々残念。十津川警部がお見合いをする場面が新鮮でした。ラストの別の事件とやらが面白そうでしたが、作品としてあるのでしょうか。気になります。
2022/05/05
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
2017年12月20日 発行 初版。新装版。
2018/01/13
ふたば
一言で。面白かった。 十津川警部の人物像がずいぶん違って感じる。 マリー・セレスト号事件は、自分くらいの世代なら知らない人は少ないだろう、有名な海洋ミステリー。それになぞらえたストーリーで、読みごたえもあった。
2017/12/21
山嵐電撃吹雪拳
特急や急行の名前がタイトルに入る「トラベルミステリー」といえば、先日亡くなった西村京太郎氏だが、最初から電車もの、旅行ものを書いていたわけではないのだなと実感した。上越・北陸新幹線がない時代の話なので、能登に行くのに上越線、信越線、北陸線を通る夜行を使うあたりは後の旅情ものの一片を感じることもできるし、タバコがいたるところに出てくるなど、昭和の香りを懐かしむことも出来る。
2022/03/26
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