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群青のカノン: 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート2 (光文社文庫 ふ 25-2)

群青のカノン: 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート2 (光文社文庫 ふ 25-2)

群青のカノン: 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート2 (光文社文庫 ふ 25-2)

作家
福田和代
出版社
光文社
発売日
2018-01-11
ISBN
9784334775841
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群青のカノン: 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート2 (光文社文庫 ふ 25-2) / 感想・レビュー

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ぶんこ

自衛隊の音楽隊が演奏する曲の多様なことに驚きました。音楽を続ける道が自衛隊にもあったということ、演奏が好きな音楽家にとっては良い環境なのかな?読んでいると楽しそうです、これもありでいいですね。恋に疎い佳音さんですが、お相手の度会さんがちょっと頼りないかな。音楽隊だけらいいものの、お仕事中にボォ〜としすぎで心配になります。どうやら次巻も出ているようで、読むか悩むところ。航空祭には一度は行ってみたいものの、30万人の人出に恐れをなして、たぶん行かないでしょうが、でも行ってはみたい。

2020/07/11

ユメ

「希望の空」で描かれる真壁二尉の退官に、不覚にも涙が止まらなかった。前作でも私が物語に惹きつけられた大きなポイントである、「音楽を続ける、あるいは辞めるということ」というテーマどんぴしゃだ。音楽は本当に一期一会。同じ舞台は二度とないということを抜きにしても、同じメンバーで再び演奏する機会が来るという可能性は限りなく低い。誰かと一緒に演奏するということは常にその寂しさを伴っていて、だからこそかけがえがないのだとも言える。それゆえに「きっとまた、どこかで会うに決まってる」佳音と渡会の特別な絆が輝いて見えた。

2018/09/08

ゆうき

同じ自衛隊音楽隊でも場所によっていろいろ特色があるのだなあ~と興味深かった!今回は南西航空音楽隊が舞台のメイン。ポップスや島唄、楽しい演出で地元に愛される努力をしているんだな~自衛隊音楽隊の裏側が垣間見得ておもしろい!登場人物たちはみんな相変わらず。佳音は鈍感だし、美樹はすぐ探偵ごっこしたがるし、渡会は素直に気持ち伝えられないし(隠しきれていないけど)。だけど、みんなそれぞれに環境が変わって少しずつ成長している!あまり深い話はないけれど、サクッと読めてお気に入りのシリーズになりつつあります😊

2021/07/18

たこやき

シリーズ第2作。佳音と腐れ縁の渡会が、沖縄へと異動となるが、佳音も応援のために沖縄に行くこととなり……。沖縄で、渡会に恋をしているライバル(?)が出たり、佳音にべったりと懐く後輩が出たり……でキャラクター小説っぽさが強化された印象。好きなのは、地元のバンドを加えての演奏会で、次々と邪魔が入る『行きゅんな加那』。CDデビューも噂されているバンドを巡り、芸能界の側の思惑。ボーカルの悩み。そして、沖縄らしいファンタジー要素を含めた真相が上手く配置されていて「ありえない」けど面白く読めた。

2018/04/12

タルシル📖ヨムノスキー

このシリーズは自衛隊が舞台ではあるけれど、いわゆる最前線ではないので、青春ストーリーとして安心して読むことができる。とはいえそこはやっぱり自衛隊で、有事には武器を取って国を守らなくてはならないことは間違いない。だからここに出てくる人たちが武器を取らなくて済む世の中であり続けてほしいと心から願う。それはさておき主人公の超鈍感娘成瀬と、見た目にそぐわぬ草食系男子渡会がもう、焦ったくて。周りはいろんな意味でどんどん変化していくのに、この二人の間だけ時間が止まっているよう。でもそれがこのシリーズの良さでもある。

2021/06/07

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