鎖鎌秘話: 若鷹武芸帖 (光文社文庫 お 54-2 光文社時代小説文庫)
鎖鎌秘話: 若鷹武芸帖 (光文社文庫 お 54-2 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
とし
若鷹武芸帖「鎖鎌秘話」2巻。武芸帖編纂所頭取の新宮鷹之介さん、三右衛門さんや大八さんに助けられひと皮むけましたかな、貫禄が出てきましたね次巻も楽しみです。
2018/08/14
竹城 俊之介
”めっぽう強い剣の達人”狭竜蔵とか、”親しみと可笑しみのある取次屋”栄三とか、岡本先生の主人公はキャラが実に魅力的です。 彼らと比べ、新宮鷹之介は、ちょっと魅力に欠けるかなと思ってました(すいません)。その印象が、2巻で少し補正されます。そう彼は若い。素直で真っ直ぐな若侍、彼はまだまだ発展途上なんです。 若鷹武芸帖のテーマのひとつは、新宮鷹之介の成長物語であること。横にいる世慣れたオッサン2人(三右衛門と大八)が、ニヤニヤしながら、そ~っと見守っている様子が微笑ましい。
2021/03/13
ベルるるる
前作は手裏剣術だったけど今回は鎖鎌術。鎖鎌の激しい動きや鋭さ、その危険さ、読んでいても緊迫感が感じられた。そんな緊迫感と同心の不正、それと共に語られる鷹之介の初恋。相手の美津も長い長い時をかけて鷹之介をあきらめていったんだね。
2019/04/21
chacha
シリーズ2 主人公鷹之助がはじめは大丈夫かなと思っていたのですがこの巻になって周りの老剣士?たちに支えられて少しづつ成長していくようすがわかりこれからも楽しみになってきました。酔いどれでいいのと思っていた三右衛門や短気な大八が頼もしく感じられ 鷹之助のことを支え見守っていく様子がうれしい。まわりに気を遣うことも覚えそれでも自分の道を行こうとする姿が周りの人に好感をあたえているんだろうな。鎖鎌は扱いが難しそう。それでも未知の武芸を知るのはわくわくするのだろう。
2021/07/07
ドナルド@灯れ松明の火
武芸帖2作目は鎖鎌これもなかなか奥が深く、岡本さんの着目が面白い。芸者が伝承者というのも洒落ている。 お薦め
2020/08/25
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