獅子の門 白虎編 (光文社文庫 ゆ 1-14)
獅子の門 白虎編 (光文社文庫 ゆ 1-14) / 感想・レビュー
Sato19601027
掌拳掌掌拳拳拳掌蹴蹴血、肉体が繰り出す衝撃が文面から伝わってくる興奮。空手界最高峰の武林館オープントーナメントに集まった32名の男たち。陳式太極拳の遣い手である羽柴彦六が期待する若手の加倉文平、芥田菊千代、志村礼二、室戸武志、竹智完も参加して1回戦16試合。渾身の力を込めた右の中段蹴り。右掌が鳩尾に当たる。左足が斜め上方から打ち下ろされるように右のこめかみを襲う。頭部が折れたかと思えるほど横に傾く。渾身の力を込めて、打ち続ける、蹴り続ける。読みながら、思わず頭をガードしてしまうほどの迫力に圧倒される。
2024/06/01
hnzwd
シリーズ第五段。武林館トーナメント開催。普通なら主人公が一人いて、ライバルが何人か、というような話になるんでしょうが、主人公が5人居て、それぞれの視点で書かれる場面が挟まれているため、誰が勝つのかがまったく予想つきません。決着はまだなのに、ほとんどやりきった気もするトーナメント。次巻でどう決着するのか。。
2023/10/21
matsu04
試合は次から次へと続く。トーナメントなのである。準決勝の室戸・加倉戦は壮絶であった。さて準決勝2戦目はいったいどうなる?そして決勝は?これはもう止められない。
2019/08/31
史
恍惚なる瞬間。
2022/10/05
松田悠士郎
今巻では空手(一応)のトーナメントの模様が描かれるが、改めて判った事は作者の「上段蹴り幻想」と「巨体最強信仰」。それと、ある試合では攻防をある程度詳細に描くのに対して、別の試合はえらく観念的に描くのが大分気になった。
2019/09/14
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