湖底の光芒: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-58 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)
湖底の光芒: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-58 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)
- 作家
- 出版社
- 光文社
- 発売日
- 2018-10-10
- ISBN
- 9784334777357
湖底の光芒: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-58 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ) / 感想・レビュー
しーふぉ
諏訪湖畔が舞台です。こういうご当地小説を読むと行ってみたくなる。諏訪湖の底には今でもレンズ製作会社の遺したレンズが埋まっているのだろう。
2021/02/19
ランラン
著者の推理小説を読んで毎回思うことがあって、それは美しい魅力のある女性の描写がうまいということです。今回もその例で主人公の女性が美しく感じられ引き立っています。それだけに怪我をした場面では思わず息を飲みました。
2020/06/29
パチーノ
これは良作。
2019/01/19
sekkey
カメラのレンズを製造している下請けの中小企業と発注元の大企業とのお話。ハイランド光学の専務・弓島の手段を選ばない男。ライバル企業をあくどい方法で蹴落としたり、下請け企業をコストカットのためとことん追い詰める。恋愛も自由奔放過ぎて節度がない。 周囲を見下して自分勝手に突っ走ると、誰からも相手にされず、恨みを買い、取り返しがつかなくなる。 当事者になると、当たり前のことに気づかず、後戻りできないところまで行きついてしまう怖さ。 いつもの清張さんらしく徹底した取材にもとづいたリアリティーがあり夢中で読了した。
2022/05/27
go
この作品は松本清張の作品の中で全く有名では無い。しかし、他の有名作と遜色ない面白さがあった。諏訪湖という舞台がいい。そしてタイトルも素晴らしい。親会社と下請けの構造的問題もなるほどと思った。親会社はいくら儲かろうと他のメーカーとの熾烈な競争にあるので、その皺寄せを下請けに負わせ続け、下請けはいつまで経っても辛い状況から脱せない。
2023/04/08
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