よこはま象山揚げ: 南蛮おたね夢料理(八) (光文社文庫 く 11-17 光文社時代小説文庫)
よこはま象山揚げ: 南蛮おたね夢料理(八) (光文社文庫 く 11-17 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
タイ子
シリーズ第8弾。夢屋の娘おかなも一歳を過ぎ、元気に育っております。が、世は生麦事件が起こり人々も攘夷だの、公武合体だの、流れる情報に不安な心持ち。夢屋で行われる秘密の会合、そこには福沢諭吉と佐久間象山の姿が。横浜居留地で売られるパンが登場して美味いだの、マズイだの、時代が感じられて面白い。今では当たり前のように食べてるフライもクルトンもパンがなければ出来なったんだよね。象山暗殺で暗くなるも幕末の世、夢屋はどうなっていきますか。平凡ながら時代を併せて読ませるので手に取ってしまうシリーズだわ。
2019/02/17
雅
佐久間象山にスポット当たった巻でした。外国の文化が入ってきて食生活の変化が見れます
2019/03/31
み
う〜ん、実在の人物が増えたからでしょうね、読みにくくなりました^^;歴史に疎いの…。次作は手にするか?
2019/12/27
メルル
娘のおかなはすくすくと成長し、出見世のあるよこはまへ行脚することに。と、平和なようでそうでも無い出来事も起こる。しかしこの物語は店が続けられれば基本的に平和である。あの人が突然の不運に見舞われるがあっさりとしていて少々驚いた。あんなに持ち上げていたのにねぇ。やっぱり店が平和なら関係無いのである(笑) でもこの軽さが時代小説が苦手でも読めてしまう所以だろう。私はこういう所が嫌いじゃない(笑)
2019/02/14
みくに
この家族の話、明治まで続くのかな。福沢諭吉が絡んでくるとグッと現代に近づく気がします。横浜の、ウチキパンは聞いた事があったけれど普通に名字だったんですねえ。
2019/04/25
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