彩は匂へど: 其角と一蝶 (光文社文庫 た 46-2 光文社時代小説文庫)
彩は匂へど: 其角と一蝶 (光文社文庫 た 46-2 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
sin
自作自演の謎解きに大袈裟に振り回される一門…?いや物語の見所は其角と一蝶の出会いと、そこから始まる軽妙なやり取りを楽しむことにある。ただし痛ましい出来事の解題を脇に馴れ合う姿はいただけないが、作者の懐くであろう主人公二人への思いが伝わってくるようだ。
2019/03/08
らび
良く練ってわざとらしさも残しつつ伝えたい人にのみ伝わる手の込んだ謎を造り上げましたが、投げ文の説明など自分に知識が無いせいか理解に至らず挙句読み飛ばしました(スミマセン)「かの女」は誰でなんなのか?前作があるのも知らずなので全般になんだかもやっと感が残ったのと、江戸上がりに起きた不幸な出来事が切なく、そして暁雲と其角のキャラが面白く確かにいいコンビでした。
2019/06/15
Y.yamabuki
絵師の暁雲(一蝶)と芭蕉の弟子の其角のコンビが謎を解く。話そのものは切なく、江戸上がり(琉球の使節がそれぞれの代替わりに将軍に謁見に来た)を初めて知った けれど細やかなのか、天然なのか判らないキャラの其角とそれを上手くリードする暁雲のやり取りは楽しく、気軽に読める作品。
2019/04/16
まっきー☆
先年の連休に買って以来、ようやく読了。 酔いもせず、の続編。 最後は涙無くしては読めなかった。 世には不思議なことがあるのだ。 何より驚いたのは。。。この著者である田牧氏が女性だということ!! ずっと男性だと思っていたのに。。。 軽いショック。苦笑
2020/01/14
陽ちゃん
暁雲(後の英一蝶)と其角のコンビ結成?暁雲が其角をいじりすぎな気もしますが…。其角の師匠芭蕉が住む庵で起きた事件を追う二人ですが、芭蕉も結構人が悪いですね。事件の犯人は早いうちにピンときたのですが、動機というか事件の背景が意外でした。
2019/05/05
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