高台の家: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-61 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)
高台の家: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-61 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)
- 作家
- 出版社
- 光文社
- 発売日
- 2019-04-11
- ISBN
- 9784334778330
高台の家: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫 ま 1-61 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ) / 感想・レビュー
パチーノ
表題作『高台の家』と『獄衣のない女囚』の二篇を収録。それぞれ別々の週刊誌に連作の一篇として連載されたもの。閉ざされた環境で起こる事象、事故、事件。女性の鬱屈。氏の作品は随分読んだが完全読破までにはまだまだ道半ばだな。
2019/04/30
eipero25
高台の家、獄衣のない女囚の2作品ともに2時間サスペンス。 動機が薄くて、トリックはむりくりだけど、環境やキャラクターはさすがにおもしろい。時代を感じさせる驚きがいっぱいで興味深い。資産家の邸宅とか、当時最先端の単身者用公営団地、今でいうワンルームマンションみたいなのね。 驚くのはこの時代、62歳の女性をよぼよぼの老婆呼ばわり、だったのね。 きっつぅ。
2021/07/10
ねんまに
中編2本収録。1本目はちょっと谷崎潤一郎味のある、清張らしくない作品。2本目は高度経済成長期における文化背景を舞台にした清張らしいサスペンス。どちらも小粒だがまあまあよかった
2023/09/29
富士山
2つの短編と言うには長い中編集。高台の家は、資産家の内情がかぎで清張に珍しい金田一チックな話。獄衣のない女囚は公営団地で起きた殺人事件の話で、ページ数はタイトル作の高台より多いが、誰かの感想にあったようにトリックが薄いような…
2020/05/10
光雲
高台の家→息子を亡くした老夫婦とその嫁の奇妙な共同生活、テンポも良くてなかなか。獄衣のない女囚→こんな単身者用の団地ってピンとこないけど、設定が面白い。最後犯人の刑務所でやりたいことなど発言がそら恐ろしい。
2022/05/07
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