つなぐ鞠: 上絵師 律の似面絵帖 (光文社文庫 ち 6-5 光文社時代小説文庫 上絵師律の似面絵帖)
つなぐ鞠: 上絵師 律の似面絵帖 (光文社文庫 ち 6-5 光文社時代小説文庫 上絵師律の似面絵帖) / 感想・レビュー
真理そら
律の考案した鞠巾着の評判が良くて、律の仕事は順調。涼太との結納も済ませてはっきり許嫁になった。珍しく幸せいっぱいの律が描かれているので楽しい気分で読み終えた。同心・広瀬保次郎にも、香にも幸せが訪れて、まるで最終巻のような雰囲気。次巻からどういう方向に話が進むのか楽しみだ。
2019/06/13
天の川
晴れて仲を認められた律と涼太。鞠巾着の仕事も順調で楽しく読めました。知野さんの書く話に出てくる小さな子どもはいつもとても愛らしくて…。ここでも秋彦さまの可愛さったら!幼馴染みの香の悩みも解決しそうで良かった良かった。いずれも優しい話でしたが、年老いた文左衛門と酉太郎の友情にじんわりきました。次の巻、律が一人の上絵師としてのキャリアをいかに構築しながら、どうやって青陽堂の嫁として涼太の母に認めてもらうか…楽しみです。
2019/11/08
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「上絵師 律の似面絵帖」第五巻。律と涼太、読んでいてもうもう焦れったかったですが、とうとう祝言が具体的になってきて嬉しいかぎりです。 “鞠巾着” 素敵です、まさに女職人の真骨頂ですよね、大切に育てて欲しいです。今巻も色々ありましたが、律の似面絵がきっかけで、相愛の二人が祝言出来たお話がとても良かったです。あとぶち猫の巾着に絡むお話は寄る年波で私も思い当たることがあり、切なくなりました。次巻はいよいよですね!楽しみに読みます。
2023/04/09
はにこ
律と涼太もやっと上手くいき、毬の巾着も人気、香もやっと希望が持てて幸せな1巻だった。先生や池見屋などなど回りの人も温かくて良かった。そんな中でも事件に巻き込まれてしまう律。次は新妻律の事件簿になるかな?ホント、十手持った方が良さそう。
2020/07/26
フキノトウ
シリーズ5。久しぶりに読んでみましたが、こんなに面白いかったっけ。シリーズを読み返したくなった。幼馴染みの香が子どもができずそれだけでも辛いのに、姑にイビられているのには腹が立ちましたが、旦那さんがビシッと言ってくれたのにはスカッとしました。ついに律と涼太との祝言!かと思われましたが…もう二人は大丈夫だと思えたので安心して次の巻を読める。
2020/11/02
感想・レビューをもっと見る