天山を越えて: 冒険小説クラシックス (光文社文庫 く 5-21)
天山を越えて: 冒険小説クラシックス (光文社文庫 く 5-21) / 感想・レビュー
乱読999+α
佐々木謙氏の第二次大戦三部作を彷彿させる冒険小説。(但し本書が先なのだが)舞台は満州事変前後のシルクロード。これだけワクワクさせられる。活劇的な話と、時代に翻弄させる男と女の物語。時代背景も古いし、書かれた時代もずっと以前で、今にはそぐわない部分も散見させるが、正に「血沸き肉躍る」スリリングな展開で面白かった。何の衒いもなく楽しめるエンターテイメント豊かな物語は良いものだ。
2023/05/28
you
久しぶりにいきなりグイグイ引き込まれる長編物を読んだ。二重三重に緻密にくるまれた構成になっていて、要所要所ではページを戻して確認しながら完璧かつスリリングな展開に最後まで没頭できた。著者の筆力、構想力は凄いのは勿論だが、最近買いにくくなっていた著者の本を「冒険小説クラシックス 」として復刻した企画が素晴らしい。
2020/03/28
ゆーさん
時代に翻弄されながらも強かに生きてきた男女の話。徐々に真実が明るくなっていく構成で飽きなかった、かな。このシリーズは続いて欲しいな。
2021/05/19
白隠禅師
戦時中の話で地名も頭に入りにくかったけどウイグル地方の冒険物語。最後はそういうことだったのかとどんでん返しほどではないけど一捻りあってよかった。
2023/07/17
たくぞう
これって冒険小説?うーん、なんだかすべてが中途半端…。
2021/04/08
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