ボロ儲け経済学: ゼニのカラクリ明かします (知恵の森文庫 a あ 4-2)
ボロ儲け経済学: ゼニのカラクリ明かします (知恵の森文庫 a あ 4-2) / 感想・レビュー
5 よういち
表向きの経済はどちらかというと搾取する側の視点であって、搾取される側からの経済論というのは少ない。ナニワ金融道を手掛けた著書は確固たる自分の経済論を持っており、それをブチまけた本。お金のことを言い出すと意地汚く見られそうだが、実は搾取する側とされる側という基本構造をしっかり頭においておかないと気づかないところで損をする。資本主義とは読んで字のごとく、資本があるものが勝つ経済論であり、巷にあふれるお仕事本の多くは、労働力を提供する側を如何にして働かせるかという資本主義の視点で書かれているものが多々ある。
2018/12/31
ウチ●
内容は既に十数年前のものだが、今、青木雄二の残した予言めいたことの多数が現実になっている(主によくない方向で)。歴史と、自身の経験とを引き合いにし、唯物論でいかねば、自分の頭で考えねば、決して状況は良い方向へは転がっていかないことを繰り返し説いている。京大、東大で講演を行なった際の学生の反応に「最高学府に通いながら、自ら考える訓練を何一つしてない」と、看破。観念論こそアホを支配するにはもってこい。そして現代の若者は資本主義社会の本質を知らずに散々資本家に尽くし、老いて、過労死してゆく。
2013/12/12
Kyu_zae_mon
資本主義社会は銭がすべてや。だから自分の身を守るために銭の勉強せなあかんのや。 工事は私鉄関連の建設業者に頼むんが一番や。 みんなマルクスを勉強せい。 という感じ。
2012/10/29
de thomaso
再読。ボロ儲け出来る話ではなく、世の中のお金の仕組みを解説したような本。時代を感じる部分はありつつも、今も昔も下請けに丸投げが儲かるのだなぁと。
2022/08/23
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